企業も個人もコロナを「将来を見つめ直す」きっかけに!
こんにちは。ファイナンシャルプランナーの土田です。
突然ですが、あなたは何歳まで働きますか?
ライフプランを考える上でとても重要なテーマですが、あまり考えていないという方が多いのではないでしょうか?会社の制度に依ってと思っている方も多いとは思いますが、会社の退職制度も徐々に変わってきています。
日経新聞2024/5/15 Web版
「スルガ銀行、70歳まで賃金「現役水準」人材確保に一手」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC07BQ40X00C24A5000000/
以下引用
スルガ銀行は役職定年や定年などに伴い通常は大きく下がる賃金を「現役並み」に維持する取り組みを一部行員を対象に導入した。支店など営業現場の人手確保につなげるほか、リスキリング(学び直し)による職種転換も促す。一方で若手行員にはジョブローテーションなどを通じて多様な経験を積ませ、総合的な人材活用を目指す。
「頑張っているベテランの給与を下げないことで、支店長や事務職などの人手を維持することができるとともに、若手の育成にもつながる」。スルガ銀の加藤広亮社長は70歳までの給与水準維持を始めた狙いを説明する。
同行では定年後も嘱託職員として働く場合、従来は60歳の定年時などの節目で段階的に給与が下がる仕組みだった。3月から一部行員は給与を下げず、最長70歳(従来は65歳)まで働き続けることができるようにした。人事制度自体は変えず、賞与や手当で補って総支給額を保つ。
給与を維持する対象は支店長やファイナンシャルアドバイザー(FA)、事務系の行員の一部など。加藤社長は「対象年齢層の3〜4割に適用する。若手登用ポストにはベテランを配置せず、役員や部長に登用できる年次を上げることもしない」とする。
ベテラン社員のリスキリングにも力を入れる。23年9月から資産運用の手法や販売しているローン商品などについて学ぶ実践的な研修を始めた。約2週間の研修を通じ、事務系行員が営業職に就くなど、人手が必要な部門への配置転換を後押しする。
引用終わり
大手行が70歳までの雇用延長や再雇用に制度変更をしていますが、スルガ銀行では給与水準も下げず、雇用の確保ができるようにするようです。
とはいえ全員ではなく、一部の社員ということですから、残りたいけど残れないという方も出てくるでしょう。そういう意味では残れるようにスキルアップをしておく必要はありますね。
このように人生のモデルケースがどんどん変化してきていますが、60歳で退職して老後というモデルは無くなっていますね。公的年金が65歳からということもありますし、長寿社会では公的年金だけでは足りないこともあり、また、少子化や人口減少でそもそも人手不足ということも作用しており、今後益々人手不足になることを考えると、70歳まで働くどころか75歳まで働くのが主流になるかもしれません。
その年齢でも働く能力がある状態を作れないと、退職してから貧困化することになるかもしれませんので、リスキリングや健康を保つことなども必要です。
何れにしても、早くから「ライフプラン」を考えて、何歳まで働くと資金面ではどうなるか?やどのくらいの収入が必要かなどシミュレーションをしておくと準備がし易いでしょう。
時代が変化することを想定して準備することが重要ですね!
ライフプランを立ててみたいというかたは是非ご相談下さい。
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今日もありがとうございました。