元本を守る事より大事なこととは
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの土田です。
今回は初回面談でありがちな「答えを求める」質問に対してお伝えしようと思います。
当事務所でもそうですが、独立系FPも初回面談は無料が多いと思います。
これは、初回面談時にはお互いの相性や考え方(相性や考え方が合わなければ長いお付き合いは無理でしょうから)を確認することや、相談の内容に対してFPがどういう成果を出せそうかを提示して有料相談へ進むかどうかを判断してもらう事が目的です。
ですから、相談内容に関して具体的な解決策などは初回面談では基本的に行いません。※お金を払って相談する必要がないものなど(相続税が掛からないのに相続税の相談をしたいとかたまにありますし)はご判断頂けます。
とはいえ、私も折角ご縁を頂いてご来所頂いたので、お役に立ちたいという気持ちからご質問には極力回答させて頂くのですが、こういった質問は困るなぁというものがありますのでお伝えしますね。
それは、個別の金融商品に関して「答えを求める」質問です。
例えば、今加入している生命保険は良いものなのか?株や投資信託は何を買えば儲かるか?ビットコインはどうなの?マンション投資は儲かるか?住宅ローンは変動と固定どっちが良いの?などです。
これらの質問に関しては基本的にお答えできませんが、これは意地悪ではなくて、本当に分からないからです。
生命保険も投資商品)も住宅ローンも全て、道具(手段)であって何のため(目的)に必要なのかが分からなければ、道具を単品で見て良し悪しは分かりません。
例えば、物凄く切れる包丁があったとしても料理をしない方には不要ですし、料理をする方でもその包丁の値段が高いなら割りに合うか、メンテナンスをしない方なら安い包丁を買いなおしていった方が良いかも知れませんし、どういった料理をするかによってもその包丁の価値は変わると思います。ですから、100均の包丁であっても10万円する包丁であっても、使う方の価値観によって自分にとっての価値が変わるはずですね。
金融商品も同じで、この保険(投資商品・住宅ローンも)が良い悪いというよりも、その方に合っているかどうかが大切なのです。※一般論での良し悪しではなく自分にとっての良し悪しを知ることが重要ですよね?
ところが、金融商品は基本的に「目に見えない商品」なので、包丁は勿論、家や車、服など目に見える物と違って、「自分に合っているかどうかが分かりにくい」ものです。
そしてそれをグラフなどで「見える化(可視化)」して、合っているかどうかを分かりやすくするのも「ライフプラン」の役割になります。
つまり、金融商品の良し悪しは「ライフプラン」をしてみないと本当のところは分からないので、初回面談では答えようがないのです。※そう説明しても中には個人的な感想(土田さんならこの保険続けますか?など)を求められる方もいらっしゃいますが、私とその方とは状況があまりに違うので実は意味がないのです…(汗)
ですので、「今加入している(勧められている)保険や投資信託、住宅ローンなどが本当に自分にとって良いのか」を知りたい!という方は、ぜひ「ライフプラン」の作成をお勧めします。
当事務所ではその作成した「ライフプラン」やその他の状況、そして相談者の価値観に応じて、様々な金融商品(保険・投資商品・住宅ローンなど)を提案しており、そのプラン実行のサポートもさせて頂いておりますが、目的は「ライフプラン」の達成のためであり、その「道具」として各種金融商品があります。※ここがFPと金融商品を販売したい金融機関の大きな違いですね。
ライフプラン作成もご自身でもできない事はないのですが、たまにライフプランを自分で作成したという方もいらっしゃいます。しかし、実際私と一緒に作ると自分で作ったものと結構変わるので驚かれます。また、将来に対する各種シミュレーションも行うのでそこでも驚かれる方が多いですね。
ですから、有料ではありますが、専門家である独立系FPとご一緒に作成されることをお勧め致します!
ご自身で作成してみたいという方はこちらもご参考下さい。
アドバイスを受けながら作成して、ご自身にぴったり合った金融商品(保険・資産運用・住宅ローンなど)を無駄なく購入したいという方はこちらからお問合せ下さい。
今日もありがとうございました。