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コラム
今の「当たり前」がそうでなくなる時代。だからこそのライフプラン。
2020年7月2日
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの土田です。
今日7/2の新型コロナ感染者が東京で再び107名と100名の大台を突破してしまいました。
第二波とならないよう早急に対策を取って欲しいところです。
秋田県内は4月半ばから新規感染者が出ていませんが、県外からの移動も増えているので警戒感を持って過ごす必要がありますね。
さて、中国で「香港国家安全法」が施行されました。
日経新聞7/1Web版 「見てわかる「香港国家安全法」 中国の狙いは?」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61009800R00C20A7I00000/
以下引用
中国政府が香港の統制を強める「香港国家安全維持法」が施行されました。香港に治安維持機関を新設し、反中的な言動や過激な抗議活動の取り締まりを強めようとしています。
引用終わり
記事ではイラストで解説していますが、簡単に言えば、香港の中国における「一国二制度」を事実上反故にし、中国共産党の監視を強めることで、自由な言論活動をはじめ、他国からの支援なども制限を掛け、支配を強化する法律です。
これには英米をはじめ世界各国が反発しており、特にアメリカは金融を通じての制裁を可能にする対中制裁法案を下院で可決しました。
今後、米中による覇権争いは激化することも予想され、コロナの第二波だけでなく世界はまた不確定要素が大きくなってきました。
個人的には独立したての頃に何度か香港に金融の勉強をしに行き、現地のIFA(独立系金融アドバイザー)や海外の運用会社の方々から、日本ではなかなか知り得ないような情報を見聞きし、また、香港の優秀な金融マンと接することで大きな刺激と危機感を抱きました。
そして香港の華やかさや賑わいなど、本当に面白く素晴らしい場所で、心から再訪したいと思っていただけに、あの香港がなくなってしまった事は本当に残念です。
しかし、時代の流れはやはりこういった大きな変化を招くという事を私たちは学ばなければいけませんね。
今日の当たり前は未来には無くなってしまうかも知れないですし、予想できることならばそこに備える必要があります。
コロナで減収して住宅ローンが払えなくなったというケースも、やはり「今の当たり前」を大前提に高額なローンを組んでしまった事が原因ですし、病気で働けなくなったとかもそうです。また、資産運用も過去のデータを鵜呑みにすると危険かも知れません。
香港に関して言えば、富裕層の多くは既に国外に移住しているとも聞きますし、自己投資をしていた優秀な人材はイギリスや台湾、そして日本でも移住を選択できそうです。
日経新聞7/2朝刊「海外金融人材獲得後押し 在留延長特例や税優遇 自民検討 香港情勢も影響」
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20200702&ng=DGKKZO61030800R00C20A7PP8000
数年前まで「アジア最高の金融センター」であった香港。
私たちも「対岸の火事」ではなく、「明日は我が身」という危機感を適度に持ちながら生活していく必要がありますね。
不確実性が増している時代だからこそ、ライフプランがより重要です。
ご自身で行いたいという方はこちらをご参考にして下さい。
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今日もありがとうございました。
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