企業も個人もコロナを「将来を見つめ直す」きっかけに!
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの土田です。
NYダウが遂に28000ドルを回復しました。しかし私的にはこちらのニュースの方が印象的です。
日経新聞8/25Web版 「NYダウ構成銘柄、エクソンなど除外」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63006640V20C20A8I00000/
以下引用
米S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズは24日、ダウ工業株30種平均の構成銘柄から石油メジャーの米エクソンモービルなど3銘柄を除外すると発表した。顧客管理ソフト大手の米セールスフォース・ドットコムなどを新規に組み入れる。
かつて米最大の時価総額を誇ったエクソンの脱落は「データが21世紀の石油」と言われる時代を象徴する。
ダウ平均はS&Pが米国を代表する優良30銘柄を選び指数化している。このほど除外が決まったのはエクソンのほか、製薬大手の米ファイザーと防衛大手のレイセオン・テクノロジーズだ。エクソンの代替銘柄としてセールスフォースが選ばれた。製薬大手アムジェンと産業機械大手ハネウェル・インターナショナルも新規に組み入れられる。銘柄を入れ替えたダウ平均は31日の取引から算出される。
引用終わり
エクソンは記事にもありますが、06~12年の時価総額で米国最大の企業でした。石油メジャーの代表格でもあり時代の流れとはいえNYダウから外れる事になるとは…。※ファイザーが外れるのもまた意外でしたが…。
しかし、代わりに入った企業が「セールスフォース」やバイオ系製薬会社の「アムジェン」と次の時代を担う企業が控えているアメリカの強さも感じます。
記事にも「NYダウは米産業界の盛衰を映す鏡」とされていますが、それと同時に世界の流れを表す指標でもあるかも知れませんね。
昨日のブログでも欧米では常に企業の新陳代謝が行われていると書きましたが、それがこういったところにも出ています。
日本ではなかなかこういった新陳代謝が起こらず(電器産業のような海外に取って代わられる衰退はありましたが…)、産業の裾野は広いのですが、大きな産業は未だ自動車です。
この自動車も電気自動車になればどうなるか分かりません。実際トヨタよりもテスラが時価総額で上回ったという時代です。
私たちも時代の変化に対応する上で、親世代や一回り上位の世代を参考にするライフプランではなく、自分たち世代のライフプランを考え実行していく必要がありますね。
年金に関してもこんな記事もありました。
日経新聞8/24Web版 「「年金抑制」いっそやめたら? 代わりに70歳支給開始を」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62923510R20C20A8TCR000/
記事全体を見ないと分かりにくいので引用はしませんが、要約すると04年に行われた「100年安心年金」の改革は失敗に終わっており(労働者からの保険料引き上げはできましたが、年金額は減らせていない)世界的に見ても日本は長寿にも関わらず年金受給開始が早いので、年金の保険料を払う期間を20~70歳の50年にし、年金を貰う期間を95歳までの25年間にすることを提言しています。
最近年金を75歳まで繰り下げ受給できるよう法改正があったばかりですが、いよいよ70歳受給開始に向けた動きが出てきたのかも知れませんね。
こういった事は私たちにコントロールできることではありませんが、そうなっても大丈夫なように準備することは可能です。そして準備をしている事は日々の安心感にも繋がります。
そういった今も将来も安心できる「ライフプラン」を考えたいという方はぜひお問合せ下さい。
今日もありがとうございました。