危機対応力からみる日米差。日本人にとって大切なのは…
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの土田です。
さて、最近は連日株価について書いていますが、昨日は日経平均も201.12円上げて21344.08円で終わりました。(黒田日銀総裁の発言が効きましたね!)
今朝のNYダウが1293.96ドルという史上最高の上げ幅で終わったこともあり、新型コロナショックも和らいだという印象ですね。
この背景には、アメリカを中心に欧州、イギリス、日本と各国の中央銀行が協調的な金融緩和に踏み切る観測が高まったという、公的な介入があります。
日経新聞3/3Web版 「米欧中銀、協調緩和を検討 ECBも「的確な措置容易」」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56304810T00C20A3000000/
昨日は、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)を使って、割安か割高かを判断する方法で安値圏を模索した専門家の記事を引用しましたが、最近は公的資金が大量に金融市場に流れるようになり、こういった指標からの判断も効きにくくなりましたね。
実体経済への影響など、予断を許さない状況でありますし、過去の「〇〇ショック」でも2番底、3番底と付けて行っているのでこれで終わりではないかも知れませんから、暫くは不安定な値動きになりそうです。(短期投資家(投機家)にはスリリングで楽しいかも知れませんが…)
新型コロナの感染者数も中国では減少しており、中国ではどうやらピークを越えた印象です。(都市の封じ込めの効果が出たといえるでしょうね)それもあってか、中国では経済指標であるPMIが製造業・サービス業ともに大幅に悪化したのにも関わらず、上海市場は約3%値を上げました。
今後世界的にどの程度感染が広がるかによりますが、このまま各国の感染が終息していけば、金融市場も正常化に向かいそうです。
とはいえ、日本ではオリンピック問題や消費増税の影響による景気後退問題、そして少子超高齢社会への対応など問題山積です。
今回の新型コロナでも明らかになりましたが、国や政府の動きは後手後手であまり頼りになりませんでした。特に驚いたのは国民のために備蓄していた防護服やマスクなどを中国に送ったことです。おかげで国民が苦労するという本末転倒な事態となっています。これも事態を甘く見積もっていた証拠でしょうし、その甘く見た結果が国内での感染拡大、そして昨日からの小中高の休校であり、結局ツケを払うのは私たち国民という構図は社会保障制度と変わりありません。
私たちはやはり「国や政府」に頼りすぎてはいけないという事を改めて学ぶ機会になったと思いますし、こういった教訓を活かしてこれからの人生を考える必要がありますね。
私も改めて「ライフプランの重要性が増した」と感じますし、それはイコール、私のような「独立系FP」や「独立系金融アドバイザー」の必要性が益々増しているという事です。
必要とする方に選ばれ、長くお付き合いすることで、「将来に安心を持っていただける」様な「人生の伴走者」を目指してこれからも精進していかなければ!と決意を新たにするところです!
※そして今月は依頼があったセミナーなども延期となり、出張などもなくなりましたのでスケジュールに余裕ができました!(汗)これを機会にぜひご相談下さい(笑)
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今日もありがとうございました。