1年で鳥取県がなくなる時代!?だからこその「ライフプランニング」
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの土田です。
今日は、日頃からよく聞かれる質問の一つにお答えしようかと思います(笑)
私のような独立系FPは恐らくよく聞かれることに
「あなたはFPとして専門分野は何ですか?」
というものがあります。
FPと一口に言っても、専門分野が分かれていると思われているんですね。
医者でいえば、内科や外科など様々な専門分野がありますし、もっと言えば専門の病気も分かれているでしょう。
それと同じで、FPも保険なのか運用なのか相続なのか住宅ローンなのかなど、専門分野毎に分かれているように思われるているようです。
しかし、実はFPの業務は基本的に「広く浅く」出来なければなりません。
保険しか知らない、運用しか知らないでは「FP」ではありません。※FP資格を持っていても、その方がおこなっているのは「FP業務」ではありません。
そもそもFPとは「専門医」ではなく「かかりつけ医」の様な存在であり、問題を的確に診断し、どうしたら問題が解決するかの判断をするのが仕事です。
つまり、本来的には、医者で言えば病気を診断し、処方箋を出したり、場合によっては紹介状を書いて専門医に橋渡しする業務が「FP業務」です。
私も相続・事業承継分野や不動産関連などでは、必要な専門家をご紹介したり、一緒に問題解決をしたりしています。
とはいえ、医療業界と違い、横の繋がりや連携ができていないのが「(日本の)金融業界」です。
例えば、保険が必要だと判断して「処方箋(こういった保険に加入した方が良いですよという具合に)」を出そうにも、日本の法律では保険の具体的な提案は「販売免許」がなければできません。(パンフレットやHPなどから説明することも違法です)そして「販売免許」は生命保険会社(代理店含む)に所属しなければもらえません。つまり、販売資格を持ち、商品を取り扱っていなければ、説明も提案もできないのが日本の法律です。※証券も同じ様なもので外務員登録をしていないと投資商品の案内はできません。(投資助言業などを除く)
また、そうでなくとも知識面での大きな偏りは顧客にとって大きなマイナスになります。
保険だけしか知識がなければ、将来資金の提案も自ずと「保険中心」になり、顧客の選択肢は「運用系保険商品」か「預貯金」という少ない選択肢から判断することになってしまいがちですし、「投資」しか知らなければ、「投資中心」となり、結果「保障」が疎かになりがちです。更に、住宅ローンにいくら詳しくても、ライフプランや将来の資産形成手段などに詳しくなければ、本来の意味での「資産計画」はできないでしょうし、顧客が歳を取ればその資産をどう次の世代に移転するかの「相続」知識が必須になります。
ということで、「FP」が「ライフプラン」を考える上で必要になる知識は多岐に渡ります。※そのためFPは6分野の知識が問われる試験を受けています。(6分野:ライフプラン・保険・運用・不動産・税金・相続)
この広い分野の知識を使って、互いに絡め合いながら「ライフプラン」実現に向けての総合的なアドバイスを行うのが「FP業務」なんですね。
とはいえ、私はどうやら「運用系」FPと思われている節があり、それはブログの内容が資産運用に関するものが多いからの様です(汗)※キャリア的には「保険系」と思われそうなのですが…
確かに、力を入れて学んでいる分野の一つが「資産運用」ですが、それには大きな理由があります。
独立して7年、数々の家計を見てきました。その結果ライフプラン、特にマネープラン面を大きく左右するのは「資産運用」を活用するかどうかです。
給料がなかなか上がらない時代、退職金や年金が減少している時代、そして超低金利な時代。
こういった現実を考えると、「お金にも働いてもらう」ことの重要性を非常に感じますし、ご相談者のライフプランの資料を作成するたびにその思いは確信に変わります。
そして、資産運用はやはり難しい部分がありますから、顧客へのアドバイスをしっかりと行えるようにするためにはどうしても、情報を手に入れたり、勉強したりが必要になります。※そういった事に時間やお金を使いアドバイスできるようにすることが私の仕事ですし当然ですが…
そうやって時間を使っていたため、ついついブログの「資産運用」中心になってしまっていたようです(汗)
今後は6分野均等!とまでは行かなくても、他の分野に関しても情報発信していきたいと思います!
今日もありがとうございました。
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