「逃げられない世代」を読んでの感想
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの土田です。
先週末は地元のお祭りに参加し年甲斐もなく曳山を引き、声帯と全身が悲鳴を上げている状態です(汗)
そんなこともあり、間が空いてしまいましたが、当然ながら世の中は動いていますね!
まずイギリスでは新首相にボリス・ジョンソン氏が就任すると決まりました。
ジョンソン氏はEU離脱に対して、EUとの合意が得られなくても離脱するという意見の持ち主であり(ハードブレグジット)もしそうなると、経済・金融・政治などに大きな影響が出てくると想定されていますから、ヨーロッパだけでなく世界的な影響を及ぼすでしょう。
※お祭りにイギリスからわざわざ参加してくれた英国人がいたのですが、ブレグジットは「馬鹿な事」と言っていました。EU離脱後にはアメリカとの関係を強化するようなのですが、それに反対ということでした。
また、「欧州最強銀行」と言われた「ドイツ銀行」が世界中の投資銀行業務から撤退し18,000人のリストラも行うと発表しました。以前からドイツ銀行はリーマンショックの影響が大きく、債務が膨大(260兆円超!)のため危険だと言われてきましたが、ドイツのコメルツ銀行との合併話も不調に終わったため、今回のリストラからの業務再編がうまく行かなければいよいよか?と言われており、もし破綻などした場合はリーマンショックを越えるとも言われていますから注視が必要ですね。
そして、以前当ブログでも紹介したフェイスブックの暗号資産(仮想通貨)「リブラ」はG7財務省・中央銀行会議でも、マネーロンダリングやテロ資金に使われるなどのリスクを警戒され、「規制上のリスク懸念を解消できなければ発行しない」という状況になっており、「国境を越えた通貨(国以外が発行する通貨)」はやはり実現が難しいようです。※覇権国家は基軸通貨が後ろ盾なので当然そうなりましたね。
そして日本では参議院選挙が行われ、「消費増税」を決定して選挙戦を戦ったにも関わらず、与党が勝利しました。論点が明確ではなかったこともあり、投票率が史上2番目の低さという結果になったことも残念ですが、これで消費増税が信認されたと自民党が言っていることも残念です。※そもそも論点になっていなかった印象です(まぁ野党が弱すぎたのが原因ですけど…)
最期に、来週アメリカでFOMCが行われますが、恐らく利下げを行うという観測です。一般的には債券から株に資産が流れるので株価が上がるということですが、実体経済はそこまで景気が良いとも思われない(悪くはないようですが17日のFRBの発表では景気判断据え置きでしたね)ので期待通り上がるのかも注目です。
こういったように、株価はアメリカの史上最高値ほどではないにしても昨年12月から回復基調で推移していたのですが、先行きは不透明ですね。
積立投資なら問題ないですが、退職金などまとまった資金を運用する場合には安易に投資せず、戦略的に不測の事態への対応も考えて慎重に行うべきです。
そういったまとまった資金での運用相談ももちろん対応しておりますのでお気軽にお問合せ下さいね。
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今日もありがとうございました。