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こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの土田です。
今日は盛岡です。
流石に先日の雪も解けてなくなりましたが、やはり寒いですね。
昨日ビットコインについて少し書きましたが、今日の日経新聞には「ビットコイン売買95%偽装」という記事が。
なんでも取引を活発に見せるために水増ししており、そのデータを纏めて統計データとしていたそうです。
これにより、かねてから上場投資信託(ETF)として暗号通貨を認めてもらおうという動きがあるのですが、今回も見送りになる公算が高くなりそうです。
通貨というよりも怪しいギャンブル商品となってしまっている暗号通貨ですが、技術としては「ブロックチェーン」という革命的な仕組みがあり、こちらは通貨以外の分野で活用されていくと思います。
やはり「通貨」となるには信用の根拠となる「裏付け」も必要なので難しいのではないでしょうか?
さて、今日の本題です。
日本FP協会に所属していると毎月「FPジャーナル」という会報誌が送られてきます。
毎回特集が組まれているのですが、今回の特集は「75歳まで働くライフプランニング」でした。
どうでしょう?「75歳まで働く」というワード!
えー!と思われる方や、そういう時代が来ると思っているよという方もいらっしゃるかも知れません。
※因みに何故75歳!?と思う方もいらっしゃると思いますが、日本老年学会・日本老年医学会の提言によると「65~74歳は准高齢者」としており、心身ともに「働ける状態」としていますのでこれを参考にしたと思われます。
人生100年時代と考えれば、年金も不安なので「生涯現役!年金には頼らない!」という生き方も考えなければいけないかも知れませんね。
※そういえば先日東京で行われた人生100時代をテーマにしたシンポジウムでも「資産形成だけでは備えられない時代」と日本FP協会の会長がおっしゃっていました。
しかし、問題は「働きたい」と思っても「働ける場所」があるかどうかです。
また、健康なら働けるかも知れませんが、ご自身はもちろんご家族も健康かどうかも重要です。
親や配偶者が要介護状態だったり療養中で介助が必要であれば働くのは難しいかも知れません。
少し前に流行った「LIFE SHIFT」という書籍でも人生100年時代についてこう書かれています。
教育・就職・老後という3ステージモデルは現在50代以下では成り立たない。そのため、人生に数度の仕事の転換や学び直しなどを繰り返す「マルチロールモデル」をイメージしておく必要がある。
また、マルチロールモデルを生き抜くためには「生産性資産・活力資産・変身資産」の3つの無形資産が重要となる。
※生産性資産=知識・スキル・経験・評判・仲間など 活力資産=肉体的・精神的健康など 変身資産=自己像・多様なネットワーク・未知の経験に開かれた姿勢など
つまり、働くためには、知識のアップデートや心身の健康状態(家族も含め)、そして絶えず変身していく姿勢(時代の変革に柔軟に対応する)も必要ということですね。
※なかなかハードル高そうですけど…。
特集では「60代・50代・40代・30代」と年代別にアドバイスのポイントなどを記載していますが、30代を担当したFPは公的年金は70歳からというシミュレーションも試算するべきとしています。(私も同意です)
何れにせよ、人生100年時代、寿命が尽きる前にお金の寿命が尽きない様に対策をする必要がありますね!
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今日もありがとうございました。