iDeCoも上限引き上げに!選択肢が多くなる中何を選ぶか。
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの土田です。
さて、今日は今週の日経新聞にも記事がありましたが、日本人がどんどん貧しくなっているというお話しです。
3月19日の日経新聞に「賃金水準世界に劣後」という見出しで記事が載っていましたが、内容はOECDの発表によると1997から2017年までの20年間で日本の賃金(時給)は9%下落したこと(主要国で唯一のマイナス)。また低賃金の温存が高付加価値の仕事への変革を遅れさせていることに対しての警鐘記事となっています。
早速OECDのHPで確認したところ、1997~2017での平均年収はこのような結果でした(全てUSドル)
日本 40,924ドル→40,863ドル(-0.149%)
アメリカ 47,779ドル→60,558ドル(+26.7%)
ドイツ 40,632ドル→47,585ドル(+17.1%)
イギリス 33,478ドル→43,732ドル(+30.6%)
オーストラリア 40,903ドル→49,126ドル(+20.1%)
韓国 26,881ドル→35,191ドル(+30.9%)
いかがでしょう?
時給換算した記事よりは下落幅は少ないとはいえ、日本だけがマイナス!しかも主要国と比べて大きな差がありますね。
これだけでも十分に問題なのですが、更に問題なのは「インフレ(物価上昇)率」です。
日本はデフレ(物価下落)が続いてきましたが、アメリカではインフレが続いており、この97年~17年の20年間の平均インフレ率は1.98%でした。
つまり、USドルの価値は下がってきているという事です!
※物価が上がるということはお金の価値が下がるという意味です。100円の物が120円に値上がりすると、1,000円で10個買えたのに8個しか買えなくなります。
という事は、日本人の収入は変わっていないので、アメリカで物を買う力は年間約2%づつ下がってきた事になりますね。海外旅行に行くと物価が高く感じられるのもこのせいかも知れません。
※ランチで20ドルとか普通ですからね(汗)
また、逆に海外の方からすると日本は物価が安くて良いと思っているようです。※中国・韓国をはじめ東南アジアなんかからも旅行者が増えているのもこのおかげでしょう。
まぁアメリカや海外に住むわけじゃないから関係ないよ!と思っているかたもいるかも知れませんが、注意しなければいけないのは、日本は「輸入大国」であるという事です。原材料から考えると輸入によって生活を成り立たせている国です。という事は海外のものが高くなればそれは、日常の生活に影響をしてきます。つまり将来も日本だけがデフレという訳には行きません!
ですから、自分の収入を上げる必要があるのです。
そんな事を言っても給料は自分でコントロールはできませんよね?
その場合は「お金にも働いてもらう」事がとても大切です!
働いての「労働収入」だけでなく、お金にも働いてもらう「資産収入」も得ていく事が将来への防衛策です!
働いてもらうお金があまりないという方はまず「資産形成」をするためにお金に働いてもらいましょう。
やり方がわからない!という方はぜひご相談下さい。
ご相談はこちらからどうぞ。
今日もありがとうございました。