社会資本のコンバージョン 小牧市旧桃花台線跡地利用への提案
一宮市で公共交通の1日乗車券が発行されるということはとても良いことだと思います。
公共交通の1日乗車券制度を一宮市の活性化に結びつけるためには最低あと2つのことを導入する必要があります。
1つは1日乗車券の導入は1つの手法であって、パーク&バスライド・・・すなわち郊外に無料の駐車場または1日乗車券とセットになった駐車場を整備し、JR及び名鉄一宮駅や一宮市内の観光・文化施設、公共施設、病院などと有機的なネットワークを築くこと。
もう一つは、料金をワンコインである500円にすることです。私が世界の主な都市の1日乗車券を調べた時に分かったことなのですが、3回の乗車よりも一日乗車券を安い料金にするのが1つのポイントとなっていました。すなわち600円で3回バスに乗っても一日乗車券のほうが高いということになります。3回乗車するよりも一日乗車券のほうが安いとなると心理的に当初目的地の往復で下車するのではなく、もう1カ所立ち寄ろうと言う気にさせてくれます。
新聞記事にもありましたが、病院へ行った帰りにスーパーへといった使い方や、そのスーパーに車を停めて病院や市役所、一宮駅に行って、帰りに買い物をして家路につくといった生活シナリオが描けるわけです。
一日乗車券はこういった人の動きを誘引させるための良い仕掛けなのですから、最大に生かしてで見るべきではないでしょうか。
地域ふれあい担当課の方にはぜひ頑張っていただきたいとエールを送ります。
フランスのストラスブールでは中心市街地はトラム、郊外に行くとパークアンドライドや、バスとの乗換えが大変便利に整備されています。