【第5回ファシリテーション講座】~ワークショップの達人になるために~
某市役所の主査クラスを対象とした政策課題研修の最終日でした。
研修生のみなさまに半年間の政策研究の成果を市長及び副市長、関連部課長の前で発表をしていただきました。
これまでも地方自治の重要性が指摘されてきましたが、東京・霞が関から流れてきたものを都道府県や地方出先機関を通じての現場機関として動いているのが基礎自治体と言われる市町村の役割でした。
しかし、阪神淡路大震災をきっかけに行政を通さないボランティア活動が日本でも胎動を開始したように、東日本大震災をきっかけに市町村の基礎体力が問われるようになってきました。
まだ何かあっても国や県が助けてくれると信じている市町村もありますが、若手職員を中心に政策立案能力を高めないといけないという危機感を持つ自治体が増えてきました。
現在いくつかの市の職員研修の講師をさせていただいておりますが、最初にお願いされるのが「実践的な政策立案能力を高める研修を行ってください」と言われるようになりました。
これまで受け身の業務が中心だった職員のみなさんにポジティブな発想をしてくださいと話すときは戸惑われるのですが、半年間で意識が変わっていく姿を拝見するのは講師としての最高の楽しみでもあります。
今年の発表成果は市長から大変評価していただきました。こういった発想や企画ができる職員がのびのびと業務にあたることができる市の市民は、これからどんな時代になっても幸せに暮らしていただけるのではないかと信じています。
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