子どもたちの創造力に脱帽
写真は2000年のドイツのハノーヴァーで開催されました国際博覧会の入り口付近に設置されていました植樹枡です。
植樹枡といっても一緒に映り込んでいる人間と比べると、この植木鉢がどれぐらい大きいか分かっていただけるかと思います。
万博会場は原則半年間の開催期間を終えると撤去することが原則となっていますので、半年間の期間限定で考えられた植樹枡であると思われます。
この植木鉢サイズがあれば、コンクリート舗装などが行われている広場などにも設置が可能なのでどこかに安住の地を得ている事でしょう。
さて、日本では紋切り型の植樹帯が整備されているのですが、このような植木鉢の形をした巨大植樹枡などを活用することで、人間が小さな生物という実感を得ることが日常生活の中で見出すことができれば、もっと生物や生物多様性などに関心が出てくることでしょう。
現在の社会インフラはどうしても人間目線で作られてしまうので、人間よりも小さな生物や植物からどういった扱になっているのか気づきにくいようになっています。
「人間はちっちゃいものだ」なんて上から押し付けるような問いかけではなく、普段から感じることができるようなデザインをさりげなく都市の中に取り入れることが出来れば、とてお素敵なことではないでしょうか。