熊田茂雄プロのご紹介
生産技術の現場を熟知し、ものづくり企業の未来につながる支援を提供(3/3)
中小企業の販路開拓につなげるビジネスマッチングの支援実績も
熊田さんは、ものづくりへの興味から、大学卒業後、愛知県内の大手自動車部品メーカーに入社しました。
「当初は、設計や研究を志望しましたが、生産技術部門に配属され、工程設計を担当しました。部品の仕入れから市場への送り出しまで一連の加工プロセスに関わり、リレー、センサー関連の手組ラインや全自動ラインの工程設計に携わりました」
出向先のグループ企業では生産技術管理や工場管理に従事し、ISO審査をはじめ各種監査への対応経験も豊富です。定年退職後、生産技術コンサルタントとして、企業のサポートをスタートさせました。
2022年から約2年間、名古屋市新事業支援センターで販路開拓のコーディネーターとしても活動。ビジネスマッチング企業と連携し、相手企業の選定や技術紹介シートの作成、面談などを支援しています。
「これまで40社ほどを担当し、航空/宇宙、医療/精密機器、電気/半導体など幅広い業界の知見が広がりました。マッチング成立には、展示会やプレゼンでの訴求力を高めることが重要と実感し、そのようなサポートにも力を入れたいと考えています」
現在も、EVやロボット、IoTなどの先端技術が集まる展示会に積極的に参加しているそう。
「技術者として現役であり続けたいという思いは強いですね。顧客ニーズや社会の流れに取り残されないためには、常に新たな技術に目を向ける必要があります。変化が激しい時代に製造業が生き残っていくために貢献します」
(取材年月:2024年4月)
■熊田茂雄プロのプロフィールを見る