Day215:遺言書っていつ書くべき?相続トラブルを防ぐための基礎知識

川元伸一

川元伸一

テーマ:親の終活

Day215
◆コラムの動画版YouTubeを、1/23金曜日 18:00より配信開始
https://youtu.be/r0UtJuLQPoQ

◆遺言書は「お金持ちのもの」ではありません

「うちは財産なんて大したことないから、遺言書は不要」
そう思っている方ほど、実は相続トラブルが起きやすいことをご存じでしょうか。

相続の現場で多いのは、
・財産が多すぎるケース
よりも
・財産が限られている中で、どう分けるかで揉めるケース

つまり、遺言書は「資産家のため」ではなく、
家族を守るための備えなのです。


◆遺言書を書くべき「本当のタイミング」

よく聞かれる質問が、
「遺言書って、何歳くらいで書くものですか?」

結論から言うと、
“いつか”ではなく、“状況が変わったとき” が書きどきです。

具体的には、以下に一つでも当てはまれば要検討です。

・子どもが成人した
・再婚・離婚をした
・持ち家や不動産を取得した
・親の介護・相続を経験した
・家族関係に少し不安を感じている
・「自分に何かあったら…」と一度でも考えたことがある

特に40代後半〜50代は、
「自分の老後」と「親の終活」が重なる時期。
このタイミングで遺言について考えることは、とても自然なことです。


◆遺言書がないと、何が起きるのか?

遺言書がない場合、相続は法律(法定相続)通りに進みます。
一見公平に見えますが、実際はここに落とし穴があります。

・不動産をどう分けるか決まらない
・長男・長女への介護負担が評価されない
・「親はこう言っていた」という主張のぶつかり合い
・相続人全員の合意が取れず、手続きが止まる

結果として、
**「お金の問題」ではなく「感情の問題」**に発展するのです。

遺言書は、
・財産の分け方
・家族へのメッセージ
・想いの整理

これらを“言葉として残す”ための道具でもあります。


◆知っておきたい遺言書の基本3種類

遺言書には主に3つの種類があります。

① 自筆証書遺言
・自分で全文を書く
・費用がかからない
・書き方を間違えると無効になるリスクあり

② 公正証書遺言
・公証人が作成
・法的に最も安全
・費用はかかるが、トラブル防止力は高い

③ 秘密証書遺言
・内容を秘密にできる
・実務上はあまり使われない

トラブル回避を最優先するなら、公正証書遺言が現実的です。


◆遺言書は「一度書いたら終わり」ではない

遺言書は、何度でも書き直しが可能です。
人生のステージが変われば、内容を見直すのは当然のこと。

・子どもの独立
・家族構成の変化
・財産状況の変化

だからこそ、
「完璧な遺言を書こう」と構えすぎる必要はありません。

“今の想いを、今の形で残す”
それが、家族への最大の思いやりになります。


◉まとめ|遺言書は「争いを防ぐためのラブレター」

遺言書は、
・早すぎるものでも
・縁起の悪いものでもありません。

それは、
「残される家族が困らないための準備」
そして
**「自分の人生の締めくくりを、自分で決める行為」**です。

「まだ元気だからこそ」
今、一度考えてみてはいかがでしょうか。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

川元伸一
専門家

川元伸一(ウェルネス&オンライン起業コンサルタント)

KIS zero株式会社(ケーアイエスゼロ)

45歳以上のウェルネスライフを実現する、健康・起業・終活を支援するコンサルティングを提供。豊富な経営経験に基づくサポートで行動につなげます。運動や食生活、メンタルをテーマにしたオンライン講座も開催。

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

ウェルネスライフにつながる起業・副業を導くコンサルタント

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ愛知
  3. 愛知のビジネス
  4. 愛知の経営コンサルティング
  5. 川元伸一
  6. コラム一覧
  7. Day215:遺言書っていつ書くべき?相続トラブルを防ぐための基礎知識

川元伸一プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼