Day206:GI値だけでは不十分?本当に見るべき“血糖コントロール”の指標

川元伸一

川元伸一

テーマ:食生活

Day206
◆コラムの動画版YouTubeを、1/14水曜日 20:00より配信開始
https://youtu.be/Hhcsp8bYm18

「GI値の低い食品を選びましょう」
健康情報で、何度も耳にしてきた言葉ではないでしょうか。

確かにGI値(グリセミック・インデックス)は、
食後血糖値の上がりやすさを知るための一つの目安です。
しかし実際の現場では、
「GI値を意識しているのに太る」
「血糖値が安定しない」
という方が少なくありません。

それはなぜでしょうか。
結論から言えば、GI値だけを見ているからです。


◆GI値とは「質」だけを見た指標

GI値とは、
同じ量の糖質を摂った場合、血糖値がどれだけ早く上がるか
を示した指標です。

・白米 → 高GI
・玄米 → 低GI
・砂糖 → 高GI

このように分類されます。

ただし、ここで重要な前提があります。
GI値は「糖質量」を考慮していないという点です。


◆見落とされがちな落とし穴

例えば、
「低GIだから安心」と思って
大量に玄米や全粒粉パンを食べた場合。

GI値は低くても、
摂取した糖質の“総量”が多ければ、血糖値は上がります。

ここに、GI値信仰の落とし穴があります。


◆本当に見るべき指標①:GL値(グリセミック・ロード)

そこで登場するのがGL値です。

GL値は、
GI値 × 実際に摂取した糖質量
で計算されます。

つまり、
「どれくらい血糖値に負荷がかかるか」を
より現実的に表した指標です。

・低GIでも量が多い → GL値は高くなる
・高GIでも量が少ない → GL値は低く抑えられる

この視点があるだけで、
食事の選び方は一段階レベルアップします。


◆本当に見るべき指標②:食べる「組み合わせ」

血糖値は、
食品単体ではなく“食事全体”で決まる
という点も重要です。

例えば、
・糖質+タンパク質
・糖質+脂質
・糖質+食物繊維

これらを組み合わせることで、
血糖値の上昇スピードは大きく変わります。

同じ白米でも、
・白米だけ
・白米+味噌汁+魚+野菜

では、体の反応はまったく異なります。


◆本当に見るべき指標③:食後の「体感」

数値以上に大切なのが、
自分の体の反応です。

・食後に眠くなる
・集中力が落ちる
・甘いものが欲しくなる
・イライラする

これらは、
血糖値が乱れているサインでもあります。

数値を知ることは大切ですが、
最終的な判断基準は
「自分の体がどう感じているか」です。


◉まとめ

GI値は、決して悪い指標ではありません。
ただし、それは入口にすぎないということ。

これから意識したいのは、
・GI値
・GL値
・食事全体の構成
・食後の体感

この4つをセットで見ること。

数字に振り回されず、
体調が整う食事を選べるようになることが、
40代以降の食生活で最も大切なポイントです。

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川元伸一
専門家

川元伸一(ウェルネス&オンライン起業コンサルタント)

KIS zero株式会社(ケーアイエスゼロ)

45歳以上のウェルネスライフを実現する、健康・起業・終活を支援するコンサルティングを提供。豊富な経営経験に基づくサポートで行動につなげます。運動や食生活、メンタルをテーマにしたオンライン講座も開催。

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