Day099:介護は突然やってくる!親の「要介護認定」を知っておこう!

◆コラムの動画版YouTubeを、1/12月曜日 23:50より配信開始
https://youtu.be/6dA95tsdRLI
要介護認定が下りたとき、多くのご家族は「これで一安心」と感じます。
しかし実際には、**要介護認定はゴールではなく、在宅介護の“スタート地点”**にすぎません。
むしろ、認定後から現実的な負担が一気に表面化し、
「こんなはずじゃなかった…」と戸惑うケースが非常に多いのです。
今回は、在宅介護が始まった直後に最も多く起きる3つのつまずきについて整理し、
その対処の考え方をお伝えします。
つまずき①
「何をどう始めればいいのか分からない」
要介護認定が出ても、
・どんなサービスが使えるのか
・いつ・誰に相談すればいいのか
・家族は何を準備すべきなのか
これらを具体的に説明してくれる人がいないまま、時間だけが過ぎていくことがあります。
特に多いのが、
「ケアマネさんが決まるまで、何も進まない」
「決まったけれど、話がよく分からない」
という声です。
結果として、
→家族が自己流で介護を始めてしまい
→心身ともに疲弊する
この悪循環に陥ります。
対処の視点
・要介護認定後は「すぐに完璧を目指さない」
・まずは「相談の窓口を一本化」する
・分からないことは「分からないまま進めない」
つまずき②
「家族の役割分担が決まらない」
在宅介護で必ず問題になるのが、家族内の役割分担です。
・誰が主に介護するのか
・通院や買い物は誰が担うのか
・仕事との両立はどうするのか
これを曖昧にしたまま始めると、
「私ばかり負担している」
「言わなくても分かると思っていた」
と、不満が蓄積していきます。
特に注意したいのは、
一番動きやすい人に負担が集中する構造です。
最初は「できるからやる」でも、
それが当たり前になると、介護は一気に重くなります。
対処の視点
・「できる・できない」ではなく「役割」で考える
・完璧な分担を目指さない
・定期的に見直す前提で決める
つまずき③
「介護=家族でやるもの」と思い込む
多くの方が、無意識に
「在宅介護=家族が頑張るもの」
と考えています。
しかし、在宅介護は
家族だけで抱える前提で設計されていません。
介護保険サービス、地域資源、外部サポートを
「使うこと」を前提にして初めて、長く続きます。
「まだ大丈夫」
「他人に頼むのは申し訳ない」
この気持ちが、結果的に家族を追い込みます。
対処の視点
・頼ることは「甘え」ではなく「戦略」
・早い段階で外部の視点を入れる
・困る前に相談する
◉最後に
在宅介護は、
正解を探すものではなく、調整を続けるものです。
要介護認定後のつまずきは、
「準備不足」ではなく
誰にでも起こり得る自然な流れです。
大切なのは、
・一人で抱え込まないこと
・分からないまま進めないこと
もし今、
「少し不安だな」
「このままでいいのかな」
と感じているなら、それは立ち止まる合図です。
早めに整えることで、
在宅介護は“続けられる形”に変えていくことができます。



