Day197:在宅介護が始まる前に必ず整理すべき 家族の役割分担|介護が“揉め事”にならない準備とは

川元伸一

川元伸一

テーマ:親の終活

Day197
◆コラムの動画版YouTubeを、1/5月曜日 18:00より配信開始
https://youtu.be/hm3o3cRDVOQ

在宅介護は、ある日突然始まります。
病気や転倒、認知機能の低下など、きっかけは様々ですが、共通しているのは「準備不足のまま始まると、家族関係が一気に悪化しやすい」という点です。

その最大の原因が、家族の役割分担が曖昧なまま介護が始まってしまうことです。


■ なぜ役割分担が重要なのか?

在宅介護で起きるトラブルの多くは、

・「誰が何をやるのか決まっていない」
・「やっている人だけが負担を背負う」
・「口は出すが手は出さない人がいる」

この3つに集約されます。

介護は感情が絡みやすく、
「やって当たり前」「やってもらって当然」
という思いが積み重なることで、不満や怒りに変わっていきます。

だからこそ、介護が始まる前に“冷静な状態で役割を整理すること”が何より重要なのです。


■ 在宅介護で最低限整理すべき4つの役割
① 主介護者(中心となる人)

・日常の介護を主に担う人
・通院付き添い、食事・生活サポートなど

※「長男・長女だから」ではなく
距離・体力・生活状況を基準に決めることが重要です。

② 連絡・調整役(窓口担当)

・ケアマネジャー
・医療機関
・介護サービス事業者

窓口が複数あると、情報が錯綜しトラブルの元になります。
連絡は必ず一本化しましょう。

③ 金銭・手続き管理役

・介護費用の管理
・保険・年金・支払い関係
・公的制度の申請

「お金の話」は後回しにすると、必ず揉めます。
早い段階で見える化が必須です。

④ サポート・フォロー役

・主介護者の休息確保
・定期的な声かけ・見守り
・感情面の支え

介護は「続けられる体制」が重要です。
主介護者が倒れれば、在宅介護は成り立ちません。


■ 役割分担で大切な3つの考え方

① 完璧を求めない
→ できる範囲でいい

② 定期的に見直す
→ 状況は必ず変わる

③ 書き出して共有する
→ 言った・言わないを防ぐ

紙でもメモでも構いません。
“見える形”にすることが最大のポイントです。


■ まとめ

在宅介護は「愛情」だけでは続きません。
必要なのは、現実的な役割分担と仕組みづくりです。

介護が始まる前に、
「誰が」「何を」「どこまでやるのか」
この3点を整理することが、家族を守る第一歩になります。

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川元伸一
専門家

川元伸一(ウェルネス&オンライン起業コンサルタント)

KIS zero株式会社(ケーアイエスゼロ)

45歳以上のウェルネスライフを実現する、健康・起業・終活を支援するコンサルティングを提供。豊富な経営経験に基づくサポートで行動につなげます。運動や食生活、メンタルをテーマにしたオンライン講座も開催。

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