Day184:家族と過ごす時間を心地よくする“ひと工夫”|年末年始の空気をやわらかくする習慣

川元伸一

川元伸一

テーマ:人間関係

Day184
◆コラムの動画版YouTubeを、12/23火曜日 18:00より配信開始
https://youtu.be/ZDZ9myEV55Y


年末年始は、家族と顔を合わせる時間が自然と増える季節です。
一方で、「楽しいはずなのに、なぜか疲れる」「ちょっとした一言で空気が重くなる」そんな経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。

家族関係は近いからこそ、無意識の期待や思い込みが生まれやすく、知らないうちに心がすれ違ってしまいます。
ですが、関係を大きく変えようとしなくても、**“ひと工夫”**だけで、家族との時間は驚くほど心地よくなります。


◆なぜ家族との時間は疲れやすいのか?

その理由の多くは、「分かってくれているはず」という前提にあります。

・言わなくても察してくれるはず
・家族だから許されるはず
・昔からこうだったから変わらないはず

この“はず”が積み重なると、相手の言動に敏感になり、感情が揺さぶられやすくなります。


◆心地よさを生む最初の工夫|期待値を下げる

1:まず大切なのは、相手への期待値を少し下げることです。

「こうしてほしい」「こうあるべき」という理想を手放すだけで、気持ちはぐっと楽になります。
期待を下げることは、諦めではなく、自分の心を守る選択です。

2:“役割”から一度降りる

親・子・兄・姉といった役割意識は、無意識の緊張を生みます。
ときには役割を外し、「一人の人」として接してみてください。

・正論を言わない
・アドバイスをしない
・評価しない

ただ聞く、ただ受け取る。
それだけで、空気は自然と和らぎます。

3:会話に“余白”をつくる

会話を続けようと頑張る必要はありません。
沈黙も含めて、その場の空気を共有することが大切です。

テレビを一緒に見る
同じ食事を味わう
同じ景色を眺める

言葉がなくても、心はつながります。


◆心地よい時間は「完璧」を目指さない

家族との時間を「うまく過ごそう」と力むほど、疲れやすくなります。
大切なのは、少しラクに、少し距離を保つこと。

今年の年末年始は、
「分かり合おう」ではなく
「同じ時間を過ごせたら十分」
そのくらいの気持ちで、家族と向き合ってみてください。

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川元伸一
専門家

川元伸一(ウェルネス&オンライン起業コンサルタント)

KIS zero株式会社(ケーアイエスゼロ)

45歳以上のウェルネスライフを実現する、健康・起業・終活を支援するコンサルティングを提供。豊富な経営経験に基づくサポートで行動につなげます。運動や食生活、メンタルをテーマにしたオンライン講座も開催。

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