Day180:老後の医療費・介護費はいくら必要?|リアルな数字で分かる備え方

川元伸一

川元伸一

テーマ:お金・ライフプラン

Day180
◆コラムの動画版YouTubeを、12/19金曜日 18:00より配信開始
https://youtu.be/QArCQc_vjZc

「老後のお金が不安です」という声の中で、特に多いのが
医療費と介護費はいくらかかるのか分からないという悩みです。

年金額や生活費はある程度イメージできても、
病気や介護は「いつ・どれくらい」必要になるか分かりません。
だからこそ不安が膨らみ、「考えるのを後回し」にしてしまう人が非常に多いのが現実です。

しかし実は、
医療費・介護費は“ざっくりでも試算できる”お金でもあります。


■ 老後の医療費、実際いくらかかる?

まず医療費です。
厚生労働省のデータなどから平均像を見ると、

・65歳以上の医療費(自己負担分)
・1人あたり 月約1.5万〜2万円前後

がひとつの目安になります。

年間にすると
=約18万〜24万円

仮に65歳から90歳までの25年間で考えると、

・18万円 × 25年 = 約450万円
・24万円 × 25年 = 約600万円

つまり、
老後の医療費は1人あたり約500万円前後
が現実的な目安と言えます。

ここで重要なのは、
高額療養費制度があるため、
「無制限に医療費が膨らむ」わけではない、という点です。


■ 介護費は「期間」で大きく変わる

次に介護費です。
こちらは医療費以上に個人差が大きいのが特徴です。

目安としては、

・在宅介護:月3〜5万円
・施設介護:月8〜15万円

と言われています。

仮に、

・要介護期間:5年間
・月平均介護費:8万円

とすると、

8万円 × 12ヶ月 × 5年
=約480万円

在宅中心であれば300万円前後、
施設中心であれば600〜800万円になるケースも珍しくありません。


■ 医療費+介護費の「現実的な合計」

ここまでをまとめると、

医療費:約500万円
介護費:約300〜600万円
=合計:約800〜1,100万円

これが、
老後に備えておきたい“現実ライン”の数字です。

「2,000万円問題」と聞くと構えてしまいますが、
こうして分解すると、

・生活費
・医療費
・介護費

の中身が見えてきます。


■ 不安の正体は「金額が見えないこと」

多くの人は、
老後が不安なのではなく、
分からないことが不安なのです。

・いくら必要か
・いつ使うのか
・どこで備えるのか

これが整理されるだけで、
必要以上の貯金や、過剰な保険に入らなくて済むケースも多くあります。


■ 今日からできる3つの行動

① 医療費・介護費を「別枠」で考える
② ざっくりでいいので金額を書き出す
③ 年金・貯蓄・保険の役割を整理する

完璧な計算は不要です。
「知らない」から「把握している」状態になること
これが老後不安を減らす第一歩です。

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川元伸一
専門家

川元伸一(ウェルネス&オンライン起業コンサルタント)

KIS zero株式会社(ケーアイエスゼロ)

45歳以上のウェルネスライフを実現する、健康・起業・終活を支援するコンサルティングを提供。豊富な経営経験に基づくサポートで行動につなげます。運動や食生活、メンタルをテーマにしたオンライン講座も開催。

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