Day178:腸と免疫力の深い関係|風邪・病気に強い体をつくる食習慣

川元伸一

川元伸一

テーマ:食生活

Day178
◆コラムの動画版YouTubeを、12/17水曜日 18:00より配信開始
https://youtu.be/809A1lU5Aio

◆はじめに|「体調を崩しやすい人」に共通する意外な盲点

「毎年、季節の変わり目に体調を崩す」
「風邪が長引く」
「なんとなく疲れやすい」

こうした不調を年齢や体力のせいにしていませんか?

実はその背景にあるのが、腸内環境の乱れです。
近年の研究では、人の免疫細胞の約70%が腸に存在していることが分かっています。

つまり――
腸は“免疫の司令塔”とも言える存在なのです。


◆腸と免疫力はどうつながっているのか?

腸は単なる「消化・吸収の器官」ではありません。

腸内には
・善玉菌
・悪玉菌
・日和見菌

と呼ばれる細菌が共存し、腸内フローラを形成しています。

この腸内細菌のバランスが整っていると、

・病原菌やウイルスの侵入を防ぐ
・免疫細胞が正常に働く
・過剰な炎症を抑える

といった働きがスムーズに行われます。

一方、腸内環境が乱れると、

・風邪をひきやすくなる
・アレルギー症状が出やすくなる
・回復に時間がかかる

といった状態に陥りやすくなるのです。


◆免疫力を下げる「腸を弱らせる習慣」3つ

① 食物繊維不足
加工食品・外食中心の生活では、腸内細菌のエサとなる食物繊維が不足しがちです。

② 糖質・脂質の過剰摂取
甘い物や脂っこい食事は、悪玉菌を増やす原因になります。

③ ストレス・睡眠不足
腸は自律神経の影響を強く受けます。ストレスや睡眠不足は、腸内環境を一気に悪化させます。


◆免疫力を高める「腸を整える食習慣」

ここからは、今日から実践できる具体策です。

① 発酵食品を「毎日少しずつ」

・納豆
・味噌
・ぬか漬け
・ヨーグルト

ポイントは「量より継続」。
一度にたくさん摂る必要はありません。

② 食物繊維は“種類”を意識する

・水溶性食物繊維(海藻、きのこ、オートミール)
・不溶性食物繊維(野菜、豆類)

両方をバランスよく摂ることで、腸内細菌が活性化します。

③ 腸を冷やさない

冷たい飲み物の摂りすぎは腸の働きを低下させます。
常温や温かい飲み物を意識しましょう。


◆腸が整うと「体と心」が変わる

腸内環境が改善されると、

・風邪をひきにくくなる
・疲れにくくなる
・睡眠の質が上がる
・メンタルが安定しやすくなる

といった変化が現れます。

腸は「第二の脳」とも呼ばれるほど、心とも深く関係しています。


◉まとめ|免疫力は「腸から育てる時代」

免疫力アップは、特別なサプリや高価な健康法ではありません。

毎日の食事と腸を大切にする習慣の積み重ねです。

「最近、体調が安定しないな」と感じている方こそ、
まずは腸を整えることから始めてみてください。

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川元伸一
専門家

川元伸一(ウェルネス&オンライン起業コンサルタント)

KIS zero株式会社(ケーアイエスゼロ)

45歳以上のウェルネスライフを実現する、健康・起業・終活を支援するコンサルティングを提供。豊富な経営経験に基づくサポートで行動につなげます。運動や食生活、メンタルをテーマにしたオンライン講座も開催。

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