Day099:介護は突然やってくる!親の「要介護認定」を知っておこう!

◆コラムの動画版YouTubeを、12/15月曜日 18:00より配信開始
https://youtu.be/BBWZy1D8gRc
◆兄弟姉妹で意見が割れないために!家族会議の進め方
親の介護や終活の話題になると、
「長男だから」「近くに住んでいるから」「昔こうだったから」
――そんな“立場”や“感情”が前面に出て、兄弟姉妹で意見が割れてしまうケースは少なくありません。
しかし実は、家族会議がうまくいかない原因の多くは、
話し合いの内容以前に“進め方”が整理されていないことにあります。
◆なぜ家族会議は揉めやすいのか?
家族会議が感情的になりやすい理由は、主に次の3つです。
・ゴールが決まっていない
・役割分担が曖昧
・過去の感情が持ち込まれる
この状態で話し始めると、
「結局、何を決めたいのか分からない」
「昔の不満の言い合いになる」
という流れに陥りがちです。
◆家族会議をスムーズに進める3つのポイント
では、どうすれば意見の対立を防げるのでしょうか。
① 今日のゴールを1つだけ決める
最初に決めるのは、「今日は何を決める会なのか」。
・介護の情報共有なのか
・役割分担を決めたいのか
・親の希望を聞くだけなのか
ゴールは1つだけに絞ることが重要です。
② 感情と事実を切り分ける
「大変そう」「かわいそう」という感情と、
「介護認定は要介護2」「月の費用はいくら」という事実。
これを混ぜて話すと、必ず揉めます。
事実 → 意見 →感情の順番で整理して話すことを意識しましょう。
③ “決めない選択”も認める
その場で結論を出せなくても構いません。
・一度持ち帰る
・専門家に相談する
・次回に回す
これも立派な前進です。
◆家族会議は「勝ち負け」ではない
家族会議の目的は、
誰かが正しいと証明することではありません。
親にとって、家族にとって、現実的で続けられる選択肢を見つけること。
その視点を共有できるだけで、
話し合いの空気は大きく変わります。
「まだ大丈夫」と先延ばしにするより、
小さくても“話す場”を持つこと。
それが、将来の大きなトラブルを防ぐ一歩になります。



