Day170:SNS時代の“距離感の保ち方”と心の守り方!

川元伸一

川元伸一

テーマ:人間関係

Day170
◆コラムの動画版YouTubeを、12/9火曜日 18:00より配信開始
https://youtu.be/tHJ8zzzUq_8

SNSが当たり前になった今、人との距離感は「リアルよりオンラインのほうが難しい」と感じる人が増えています。
いいね数、フォロワー数、既読・未読、返信速度など――。
本来は気にしなくていいことに、心が揺さぶられてしまうケースが多いからです。

今日は、大人が SNS時代を心地よく生きるための「距離感」と「心の守り方」をお伝えします。


① “距離感が崩れる理由”を理解しておく

SNSでは、相手の生活が常に流れてきます。
楽しい投稿、仕事の成果、旅行の様子、幸せそうな笑顔…。

知らなくてもよい情報まで入ってくることで、
「比較」「焦り」「嫉妬」「劣等感」
といった感情が、自動的に刺激されてしまいます。

つまり――
あなたの心が弱いのではなく、SNSが“比較の装置”として強力すぎるだけなのです。

まずは、この構造を理解することが第一歩になります。


② “自分のルール”を持つだけで心は軽くなる

SNSに振り回される人は、共通して「境界線(バウンダリー)」が曖昧です。

たとえばこんなルールを持つと、心は一気に楽になります。

・返信は“自分のペースで”する
・いいね数・フォロワー数を気にしない
・嫌な気持ちになる投稿はミュート
・人の成功と自分を比べない
・無理に毎日発信しようとしない

大切なのは、
SNSの世界に“自分軸”を持ち込むこと。

SNSはあなたを縛るものではなく、
“選んで使う道具”です。


③ “感情が乱れるサイン”を見逃さない

SNS疲れの典型的なサインは次の通りです。

・気持ちがザワザワする
・人の投稿を見て落ち込む
・無意識に何度もアプリを開く
・投稿が伸びないと不機嫌になる
・SNSを閉じても気持ちが沈む

1つでも当てはまれば、
いったん距離を置くサイン。

数時間アプリを閉じるだけでも、心が整います。

ポイントは
**「距離を置く=逃げ」ではなく「自分を守る選択」**ということ。


④ “リアルな関係”を優先するとSNS疲れは減る

SNS疲れの多くは、
オンラインの人間関係を“本当のつながり”として扱いすぎることにあります。

リアルの関係(家族、友人、信頼できる人)を大切にすると、
SNSの価値が自然と軽くなり、心が揺さぶられにくくなります。

特に大人は、
「心の安全基地」になる人との関係を優先することが大切です。


⑤ “SNSとのちょうどいい距離”とは?

それは次のような状態です。

・心が軽い
・比較しない
・他人の成功を素直に応援できる
・投稿の反応で自分の価値を測らない
・自分の人生に集中できている

SNSは人生の一部にすぎません。
大事なのは、画面の外にある“あなたの現実の生活”なのです。


【まとめ】

SNS時代こそ、意識して距離を保つことが必要です。
心地よい距離感をつくれる人は、
リアルでもオンラインでも、しなやかで強い人間関係を築いていけます。

今日からできる小さな行動として――
「SNSに振り回されないマイルール」をひとつでいいので作ってみてください。

それだけで、心の負担は驚くほど軽くなります。

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川元伸一
専門家

川元伸一(ウェルネス&オンライン起業コンサルタント)

KIS zero株式会社(ケーアイエスゼロ)

45歳以上のウェルネスライフを実現する、健康・起業・終活を支援するコンサルティングを提供。豊富な経営経験に基づくサポートで行動につなげます。運動や食生活、メンタルをテーマにしたオンライン講座も開催。

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