Day048:自分を信じられない人へ|“自己肯定感”を育てる習慣とは?

◆コラムの動画版YouTubeを、12/6土曜日 18:00より配信開始
https://youtu.be/M8rPSDGcRmE
自分にダメ出しばかりしてしまう人へ
“リフレーミング”で見方を変える!
「また上手くできなかった…」
「自分は本当にダメだな…」
こんな“自分へのダメ出し”が、気づけば口癖になっていませんか?
真面目な人、責任感が強い人ほど、自分に厳しくなりがちです。
しかし──自分に厳しすぎる状態が続くと、行動力・自尊心・人生の満足度は確実に下がります。
今日のテーマは、そんな“自分いじめ”を終わらせる思考法、
「リフレーミング(Reframing)」=物事の“枠”を変えて捉え直す力。
一度身につければ、あなたの人生に「新しい意味づけのレンズ」が手に入ります。
■STEP1|なぜ人は“ダメ出し”を続けてしまうのか?
原因は大きく3つあります。
①完璧主義(0点か100点かの思考)
「結果が完璧じゃなければ意味がない」という思考。
すると、自分の行動はすべて“減点方式”になります。
②反省=成長だと思い込んでいる
日本人は「反省文化」が強い国。
しかし、**行き過ぎた反省は前進のエネルギーを奪う“自尊心の消耗”**になります。
③過去の経験(親・学校・職場の影響)
幼少期に「もっと頑張れ」「なんでできないの」
と言われ続けた人は、大人になっても同じ言葉を自分に向けがちです。
■STEP2|リフレーミングとは?
起きた出来事はそのままでも、“捉え方を変える”だけで感情と行動が変わる思考法。
例えるなら、
「曇りガラスを透明に変える」
「望遠鏡のレンズを切り替える」
そんなイメージです。
■STEP3|ダメ出しを“リフレーム”すると何が変わる?
・悪い例
「またミスした。自分は向いていない」
・良いリフレーム
「ミスの原因が見えた。次の改善点がハッキリした」
「向いていないのではなく、まだ経験値が足りていないだけ」
たったこれだけで、
落ち込む→行動できない
という負のループから抜けます。
■STEP4|今日から使える“ダメ出し→リフレーミング”変換表
以下は、特に40代・50代の相談で多いパターンを厳選しています。
①「行動が遅い」
→ 「慎重で、リスクを避ける力がある」
②「決められない」
→ 「より良い選択を探している最中」
③「続かない」
→ 「まず挑戦を始められるだけの勇気がある」
④「ミスが多い」
→ 「改善点が誰より早く見つかるタイプ」
⑤「人に気を使いすぎる」
→ 「思いやりが強く、繊細に配慮できる」
⑥「成果が出ない」
→ 「土台をつくる“育成期間”にいるだけ」
ダメ出しは、“短所”ではなく
**「見方が1つしかない状態」**だと気づけば、必ず変えられます。
■STEP5|自分を傷つける言葉を“観察する”練習
リフレーミングは「自動思考に気づくこと」から始まります。
今日から1日だけ、
自分が心の中でつぶやいた“否定の言葉”を3つだけ書き出してください。
例)
・どうせ自分なんて
・向いていない
・またやってしまった
そして、その横に“別の視点”を必ず1つ付けて書きます。
これだけで脳は「別の角度から考える癖」を学習します。
■STEP6|“自分を味方にする言葉”をひとつ決める
人は言葉で自分をつくります。
だからこそ、自分に向ける言葉を「攻撃」から「応援」に変える必要があります。
以下のどれかひとつを、今日の“自分への声がけ”にしてみてください。
●「大丈夫、今日の私は今日のベストを尽くしてる」
●「できない理由より、できたことに目を向けよう」
●「私は少しずつ成長している」
●「まずは小さく行こう」
あなたの脳は、かけられた言葉のとおりに働き始めます。
■まとめ
自分にダメ出しをしてしまうのは、
弱さではなく、真面目さと優しさの裏返し。
しかし、その優しさを自分にも向けられるようになると、
行動力、挑戦力、人間関係、人生の満足度が一気に変わります。
今日からできることはたった一つ。
「見方のレンズを変えてみる」
それだけで、同じ自分でも“全く違う未来”が見えてきます。
あなたはすでに、変わる力を持っています。
あとは、その力を使うだけです。



