“年齢のせい”にする前に!中高年が運動で得られる3つの変化!

◆コラムの動画版YouTubeを、11/30日曜日 18:00より配信開始!
https://youtu.be/PQP3wEnH0Gs
「姿勢を意識しても、気づけばまた猫背に戻ってしまう…」
多くの人が感じているこの悩み。実は 背中の筋力不足 よりも、
もっと根本的な原因があることをご存じでしょうか?
それが “胸郭(きょうかく)”の硬さ と 浅い呼吸 です。
■ なぜ猫背は改善しないのか?
猫背は肩や背中の問題だけと思われがちですが、
実際には 胸郭(肋骨が集まるエリア)の動きの悪さ が大きな原因です。
胸郭が硬くなると…
・呼吸が浅くなる
・肩が前に巻かれる
・首が前に出る
・体幹が使いにくい
・肩こり・首こりが治らない
こうして 姿勢の土台そのものが崩れる ため、
意識してもすぐに猫背に“引き戻されて”しまうのです。
■ 解決の鍵は「胸郭をひらく呼吸」
胸を張るのではなく、
肋骨まわりがふわっと広がるように呼吸すること。
これが“胸郭をひらく”ということです。
胸郭は「動くハコ」。
呼吸で動きを取り戻せば、猫背を内側から改善できます。
◉ 今日のメインワーク:胸郭ひらく“呼吸リセット”
(1セット:1分〜2分)
① 肋骨360°呼吸(胸郭の拡がりを取り戻す)
椅子に座り、背筋を軽く伸ばす
両手を脇腹に添える
鼻から息を吸い、
脇腹と背中に空気を入れるイメージ
口からフーッと吐きながら、肋骨が自然に閉じるのを感じる
= ポイント
前だけでなく、横・後ろ方向にも膨らむ意識
肩が上がらないように気をつける
1回ごとに胸まわりが緩む感覚が出てくる
② 鎖骨ゆるめストレッチ(胸の上部を解放)
右手を左の鎖骨の上に軽く置く
小さく円を描くように優しくマッサージ
反対側も同じように行う
= ここが硬いと…
肩が内巻き→猫背が“固定される”原因に。
③ 肩甲骨スライド(胸郭と肩まわりの連動を戻す)
手を前で合わせる
肩甲骨を開くように腕を前へ伸ばす
今度は後ろに引き、肩甲骨を寄せる
「開く→寄せる」をゆっくり繰り返す
= やりすぎず、可動域の“気持ちいい範囲”で。
■ これを1日たった「合計3分」でいい
呼吸は“筋トレ”より簡単で、
ストレッチより継続しやすい。
だから、毎日の生活に自然に取り入れられます。
・胸郭がひらくと…
・背筋がスッと伸びる
・肩が開き、首がラクになる
・呼吸が深くなる
・姿勢が自然に安定する
・集中力・代謝もアップ
猫背は「無理に姿勢を正す」より、
まず“呼吸の土台”から変える方が圧倒的に効果的です。
■ 最後に|猫背改善は「呼吸」で決まる
猫背の多くは、疲れでも性格でもなく、
ただ 胸郭が固まっているだけ。
体は本来、呼吸をすれば自然と美しい姿勢に戻るようにできています。
だからこそ、
猫背改善の最短ルートは「胸郭のリセット」。
まずは今日の1分呼吸だけでもOK。
あなたの身体が変わるきっかけになります。



