食生活の〝クセ〟を見直すワークシート!

◆コラムの動画版YouTubeを、11/26水曜日 18:00より配信開始!
https://youtu.be/T9SfrTPa12Q
◆善玉菌を増やすカギは「発酵食品の選び方」と「食べ方」にある
腸内環境を整えようと思ったとき、まず思い浮かぶのが「発酵食品」ではないでしょうか。
ヨーグルト、納豆、味噌、キムチ、ぬか漬け…など、日本の食卓には昔から多くの発酵食品があります。
しかし、同じ発酵食品でも 「選び方」や「食べ方」次第で効果が大きく変わる のをご存じでしょうか?
今日は、毎日の食生活で“効率よく善玉菌を増やすためのコツ”をお伝えします。
① まず知っておきたい「善玉菌を増やす」2つの方法
腸内で善玉菌を育てるには、実は2つのアプローチがあります。
●1)善玉菌そのものを取り入れる
=ビフィズス菌、乳酸菌などの「生きた菌」を摂る
例:ヨーグルト、ぬか漬け、キムチ、納豆 など
●2)善玉菌のエサを与える
=食物繊維・オリゴ糖などの「プレバイオティクス」
例:ごぼう、玉ねぎ、バナナ、海藻、豆類 など
発酵食品だけを食べていても、腸内で育つ環境が整っていなければ、菌は増えません。
菌+エサのセット で摂ることで、善玉菌は圧倒的に育ちやすくなります。
② 発酵食品の“正しい選び方”|3つの基準
基準1:加熱されていないものを選ぶ
菌は熱に弱いため、「生きた菌」=非加熱品 が基本。
・加熱済みヨーグルト → 菌が死んでいる可能性
・レトルト味噌汁 → 発酵菌はほぼ残らない
・納豆・キムチ・ぬか漬け・生味噌 → 生きた菌が豊富!
ラベルに 「生きて腸まで届く○○菌」 と書かれている商品は信頼度が高いです。
基準2:添加物が少ないもの
腸に負担をかける添加物が多いと、せっかくの発酵食品が台無し。
原材料が「大豆・塩・米麹」などシンプル → ◎
「調味料(アミノ酸等)」「甘味料」「保存料」など多い → △
特に キムチ・ヨーグルトは添加物が多い商品が目立つ ので要注意。
基準3:砂糖・人工甘味料が少ないもの
腸内環境を乱す 悪玉菌のエサ になりやすいため、砂糖の多いヨーグルトは避けましょう。
プレーンヨーグルト+ハチミツ 少々 → ◎
甘いカップヨーグルト → ×
③ 効果が上がる“食べ方”|ポイントは「組み合わせ」と「タイミング」
●1)菌×食物繊維のセット食べ
腸で善玉菌を増やすベストな食べ合わせはコレ。
例:
ヨーグルト+バナナ
納豆+海藻(めかぶ・もずく)
味噌汁+野菜
キムチ+豆腐
“菌を入れて、エサをあげて、育てる”
この3ステップが自然にそろいます。
●2)朝より夜が効果的
腸は夜に活発に動くため、発酵食品は夜に摂るほうが善玉菌が定着しやすい と言われています。
特におすすめは…
納豆
味噌汁
ヨーグルト(砂糖なし)
「寝ている間に腸を整える習慣」をつくりましょう。
●3)毎日“少量”でOK
発酵食品は「量」より「習慣化」が鍵。
腸内の菌は1〜2日で入れ替わるので、毎日続けることが最重要 です。
④ 特におすすめの“5つの発酵食品”
1)納豆
ナットウキナーゼで血流改善
食物繊維も豊富
2)味噌(生味噌)
大豆の栄養+麹菌
常温の味噌汁として摂ると菌が残りやすい
3)キムチ(無添加・本物)
乳酸菌+食物繊維のW効果
ただし、塩分はやや高いので適量で
4)ぬか漬け
日本最強レベルの乳酸菌数
野菜のビタミンが飛躍的に高まる
5)ヨーグルト(プレーン一択)
甘味は自分で調整
食べるなら夜が◎
⑤ 気を付けたい「よくある落とし穴」
× 甘いヨーグルトを健康食と思い込む
→ 完全にお菓子。腸に逆効果。
× 毎日同じ発酵食品だけ
→ 腸内細菌は多様性が大事。
納豆だけ、ヨーグルトだけはNG。
× 食物繊維が不足している
→ 菌が育たないため効果が半減。
発酵食品 × 食物繊維 × 水分補給
この3つがそろってはじめて腸は整います。
◉まとめ|腸内環境が整う=体も心も整う
腸が変わると、体だけでなく“気分”まで変わります。
・疲れにくくなる
・免疫力が上がる
・肌がきれいになる
・イライラしにくくなる
・便通が整う
食事の選び方や習慣は、人生の質に直結します。
難しいことは何もありません。
今日1つ、発酵食品を「正しい選び方」で食べること」
これだけで腸は確実に変わり始めます。



