Day144:【メンタル回復】やる気が出ない日の“立て直し方”|小さな一歩で流れを変える方法!

川元伸一

川元伸一

テーマ:メンタル

Day144
◆コラムの動画版YouTubeを、11/13木曜日 18:00より配信開始!
https://youtu.be/DMLA0EWnDEo

■やる気が出ない自分を「責めない」ことから始めよう

「今日はどうしてもやる気が出ない」
そんな日、ありますよね。

どんなに前向きな人でも、常にモチベーションが高いわけではありません。
むしろ“やる気が出ない自分”に焦りを感じてしまうと、余計に動けなくなってしまうものです。

まず最初に大切なのは、「そんな日もある」と受け入れること。
人間の集中力や意欲は、体調・睡眠・気候・ホルモンバランスなど、さまざまな要因に影響されます。
つまり、「やる気が出ない=自分が弱い」ではなく、“今は心身のエネルギーが少し足りない”だけなのです。

だからこそ、「動けない日」こそ自分を責めず、回復のサインとして受け止めましょう。


■“やる気を出そう”とするより、“小さく動く”を優先する

よく「やる気が出たら動こう」と考えがちですが、実際はその逆です。
動くからやる気が出るのです。

心理学ではこれを「作業興奮」と呼びます。
人は行動を始めることで脳が刺激され、少しずつやる気が生まれてくる仕組みです。

ポイントは、「小さく」「簡単に」始めること。
例えば――

・デスクに向かうだけ
・ノートを1ページ開く
・スマホの通知をオフにする
・机の上を片づける

こうした“1分でできる行動”でも構いません。
小さな行動が「できた」という実感を生み、それが次の一歩を呼び起こします。

つまり、**「完璧にやる」より「少しでも始める」**ことのほうが、よほど大切なのです。


■「今できること」を3つ書き出してみよう

やる気が出ない時、人は無意識に“理想の自分”と“今の自分”を比べてしまいます。
「本当はもっとやれるはずなのに」「昨日はあんなに頑張れたのに」――
そんな思考が、自分を追い詰めてしまうのです。

そんな時は、「今の自分にできること」だけに焦点を戻すのがコツです。

紙にペンで、次の3つを書き出してみましょう。

・今できそうなことを1つ(例:洗濯物をたたむ)
・今やりたくないけど必要なことを1つ(例:メール返信1件)
・自分が少しホッとできることを1つ(例:コーヒーを飲む)

これをリスト化して、順番にこなしていくと、脳が“達成感”を感じてやる気が戻ってきます。

つまり、やる気を「待つ」のではなく、「作る」流れに変えるのです。


■“小さな達成”を積み重ねると、心の筋肉がついてくる

やる気が出ない日の行動を「失敗」と捉えるのではなく、**「調整日」や「心のメンテナンス日」**と考えてみましょう。

筋トレに休息日があるように、メンタルにも回復時間が必要です。
そして、休んだ後に「小さく再開できた」経験こそが、心の筋肉を強くしていきます。

大切なのは、

「今日は何もできなかった」ではなく、
「今日は小さな一歩を踏み出せた」
と自分に言えること。

その“1歩”を積み重ねた先に、再びやる気の波がやってきます。


■まとめ|やる気が出ない日こそ「自分との信頼関係」を育てる

結局のところ、やる気は「自分との信頼関係」から生まれます。
自分を責めず、無理をせず、小さな行動を積み重ねる。
そうした日々の積み重ねが、未来の自分を支える力になります。

今日の一歩は、たとえ小さくても――
“止まらなかった”というだけで、もう十分価値があるのです。


◉まとめの一言

やる気が出ない日は、「できること」を1つだけ。
それが、明日への最初の一歩になる。

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川元伸一
専門家

川元伸一(ウェルネス&オンライン起業コンサルタント)

KIS zero株式会社(ケーアイエスゼロ)

45歳以上のウェルネスライフを実現する、健康・起業・終活を支援するコンサルティングを提供。豊富な経営経験に基づくサポートで行動につなげます。運動や食生活、メンタルをテーマにしたオンライン講座も開催。

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