Day042:猫背・巻き肩が気になる人へ|1日2分の「肩甲骨リセット!」

◆コラムの動画版YouTubeを、11/9日曜日 18:00より配信開始!
https://youtu.be/7zUa6yOetw8
■「柔らかいだけ」「強いだけ」では不十分!
年齢を重ねると、「体が硬くなった」「力が落ちた」と感じる方が増えてきます。
しかし、実際にケガを防ぐうえで大切なのは、**柔軟性と筋力の“バランス”**です。
柔軟性だけを重視してストレッチばかりしていると、関節を支える力が足りず、
一瞬の動きで捻挫や肉離れを起こしやすくなります。
逆に筋トレばかりで柔軟性が失われると、可動域が狭まり、関節や腱に負担が集中します。
つまり、**どちらか一方だけを鍛えるのではなく、両方をバランスよく整えることが「ケガをしにくい身体」**につながります。
■柔軟性と筋力の“黄金バランス”とは?
理想は、
・関節がスムーズに動く柔軟性(モビリティ)
・その可動範囲を安定して支える筋力(スタビリティ)
この2つが噛み合っている状態。
たとえば、脚を大きく動かせても、股関節や体幹が支えられなければバランスを崩します。
反対に、筋力はあっても肩や腰が硬いと、無理な動作になりやすく、痛みを招きます。
スポーツの世界では「動的柔軟性」と呼ばれ、“動かしながら伸ばす”ストレッチ+体幹を使った筋トレが推奨されています。
これを日常生活に落とし込むと、姿勢や歩き方、階段の上り下りが格段にラクになります。
■今日からできる3つの習慣
1:朝:軽い動的ストレッチで関節を起こす
→ 肩回し、股関節回し、太もも前後のスイングなど。
血流を促し、動き出しのケガを防ぎます。
2:昼:姿勢を意識して座る・立つ
→ 猫背や前かがみを防ぐだけで、体幹の筋肉が自然に使われます。
3:夜:お風呂後の静的ストレッチでリセット
→ ハムストリングスや背中をじっくり伸ばし、一日の疲労をケア。
これらを“ゆるくでも毎日”続けることが、何よりの予防になります。
■「予防」は最高のトレーニング
ケガをしてから治すより、ケガをしない身体をつくることが本当の意味でのトレーニング。
その基本が「柔軟性×筋力のバランス」です。
激しい運動をしなくても、日々の生活の中でこの意識を持つだけで、
「動ける」「疲れにくい」「痛みにくい」身体が手に入ります。
◉まとめ
ポイント内容
・柔軟性だけ・筋力だけではケガを防げない両方のバランスが必要
・動的ストレッチ+体幹トレーニングが有効“動かして支える”がカギ
・毎日の小さな積み重ねが最大の予防継続が一番の武器
◆こんな方におすすめ!
・朝起きると体がこわばっている
・最近つまずきやすい・関節が痛い
・運動を再開したいがケガが怖い



