Day111:自分に厳しすぎる人へ!“言葉の置き換え”で心を軽くする!自己否定をやめる思考法【大人のウェルネス大学】

◆コラムの動画版YouTubeを、11/8土曜日 18:00より配信開始!
https://youtu.be/hDmQ5MNB-JY
「やることが多すぎて、どれも中途半端…」
「スマホの通知やLINEに気を取られて、全然集中できない」
そんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。
現代社会は“マルチタスク”を求められる環境が当たり前になり、仕事・家事・SNS・情報処理など、常に複数のことを同時に処理しようとしています。
しかし脳科学的に言えば、人間の脳は本来「マルチタスクができるようにはできていない」のです。
私たちが“同時にやっているつもり”でも、実際には「超高速でタスクを切り替えている」だけ。
この“切り替えコスト”が集中力を奪い、疲労感やミスの増加につながっています。
■ 「散漫になる人」の共通点
すぐ気が散ってしまう人には、いくつかの共通点があります。
1:優先順位が曖昧
どれから手をつけるべきか決まっていないため、思いついた順に動いてしまう。結果的に全部中途半端になります。
2:「やらなきゃ」が頭の中に渋滞している
脳内メモにタスクを詰め込みすぎて、常に“あれもこれも”と意識が分散している状態。
3:完璧主義・責任感が強い
全部を完璧にこなそうとするあまり、どれにも集中できなくなるパターンです。
■ 「シングルタスク化」とは?
シングルタスクとは、「いま、目の前の1つに集中すること」。
つまり、「他のことを一切しない時間を意識的に作る」という考え方です。
このとき重要なのは、「やることを減らすこと」ではなく、「意識を一点に絞ること」。
タスク量を減らすだけでは、根本的な“集中の質”は変わりません。
■ 今日からできる!シングルタスクの3ステップ
STEP1.「1日の最重要タスク」を決める
まず朝の段階で、「今日これだけはやりきる!」というタスクを1つだけ決めましょう。
その1つを“メインディッシュ”とし、その他のタスクは“副菜”程度に扱います。
=コツは、「他ができなくても後悔しない」くらいに覚悟を決めること。
「全部やろう」と思うほど、結果的にどれも中途半端になります。
STEP2.時間を“ブロック化”して集中する
たとえば午前10時〜11時は「資料作成のみ」。
その1時間はメールもLINEも見ない。スマホを別の部屋に置いておく。
このように「時間を区切って一つの作業に集中する」ことで、脳が“今やること”に順応していきます。
集中力はスイッチのようなもの。最初の10分で“集中モード”に入れれば、その後は自然と深まっていきます。
=最初のうちは「25分集中+5分休憩」のポモドーロ・テクニックもおすすめです。
STEP3.完了したら「自分を褒める」
タスクを1つ完了したとき、必ず小さな達成感を味わいましょう。
たとえ10分の集中でも、「やりきれた」という感覚を脳に刻むことが大切です。
この“完了の積み重ね”こそが、次の集中力を生む燃料になります。
■ シングルタスクのメリットは想像以上!
・ストレスが減る
・脳の疲れが軽くなる
・「ちゃんとやれた」という満足感が増える
・結果的にスピードも正確さも上がる
一見「遅いやり方」に思えても、最終的にはシングルタスクの方がはるかに効率的です。
マルチタスクのままでは、「やってる気がするだけ」で1日が終わることも少なくありません。
■ “1つに集中する力”は人生を変える
私が多くの起業家や経営者を見てきて感じるのは、
「成果を出す人ほど、“一度に1つ”しかやらない」ということです。
本を読むときは本だけ。
人と話すときはその人だけ。
メールを書くときはメールだけ。
一点集中の積み重ねが、結果として大きな成果を生みます。
■ まとめ:散漫な人ほど、“集中の環境”を設計しよう
「集中できない人」ではなく、「集中できる環境を作っていない人」。
それが多くの人に共通する本質です。
ですから、まずは
・通知を切る
・机の上を片づける
・作業時間をブロック化する
・1日の優先タスクを決める
この4つを実行してみてください。
たった1週間続けるだけで、驚くほど「頭がスッキリ」してくるはずです。
◉ 今日のまとめ
・散漫になる原因は「マルチタスク脳」
・1日の最重要タスクを決め、時間をブロック化する
・「終わった実感」を積み重ねることで集中力が育つ
“あれもこれも”から抜け出して、“これだけ”に集中できる自分へ。
それが、人生を加速させる最初の一歩です。



