Day136:マグネシウムが不足するとイライラするのはなぜ?

川元伸一

川元伸一

テーマ:食生活

Day136
◆コラムの動画版YouTubeを、11/5水曜日 18:00より配信開始!
https://youtu.be/UdF3SXJuEY8

1. 「イライラ」の裏に潜むミネラルの関係

「最近、なんだかイライラする」「些細なことで怒りっぽい」
そんなとき、原因を“性格”や“ストレス”のせいにしていませんか?
実はそのイライラ、マグネシウム不足が関係しているかもしれません。

マグネシウムは、カルシウム・ナトリウム・カリウムと並ぶ4大ミネラルの一つ。
体内で300種類以上の酵素反応を助ける重要なミネラルで、
「神経の興奮を抑える」働きがあります。


2. マグネシウムとカルシウムのバランスがカギ

マグネシウムが不足すると、神経伝達に関与するカルシウムの動きが乱れ、
神経が過敏に反応しやすくなるため、イライラ・不安・集中力低下などが起こります。

つまり、マグネシウムは心のブレーキ役。
現代人はカルシウムを多く摂りがちで、
「カルシウム:マグネシウム=2:1」の理想バランスが崩れている人が多いのです。


3. 不足しやすい理由と現代の食習慣

マグネシウムは本来、玄米・海藻・ナッツ・豆類などに多く含まれています。
しかし、現代の食生活では以下のような要因で不足しやすくなっています。

・白米や精製小麦中心の食事(精製でミネラルが除去される)
・外食・加工食品の増加(マグネシウムがほとんど含まれない)
・ストレス過多(ストレスでマグネシウムが消費される)
・アルコールやカフェインの摂りすぎ(排泄を促す)

このため、**知らないうちに「慢性的マグネシウム不足」**になっている人が多いのです。


4. 手軽に摂れるマグネシウム食品

マグネシウムは、少し意識するだけで食生活に取り入れやすい栄養素です。
以下の食品を日常に取り入れてみましょう。

・アーモンド:約310mg
間食におすすめ。無塩タイプで。
・ひじき(乾燥):約620mg
少量で効率的に摂れる。
・納豆:約100mg
朝食にプラスしやすい。
・豆腐・枝豆:約50〜70mg
毎日の食卓に◎
・玄米:約50mg
白米から変えるだけでアップ!
・バナナ:約30mg
手軽な補助食品として。

「ナッツ+海藻+大豆製品」を組み合わせると、自然にバランスが整います。


5. サプリよりも「食材から」が理想

マグネシウムサプリもありますが、
できるだけ食材から摂ることを基本にしましょう。
食材には、他のミネラル(カルシウム・亜鉛など)や食物繊維も含まれ、
体内での吸収や働きを助け合ってくれます。

もしサプリを使う場合は、
「酸化マグネシウム」より「クエン酸マグネシウム」「グリシン酸マグネシウム」など、
吸収率の高いタイプを選ぶと良いでしょう。


6. 今日からできる“マグネシウム習慣”

・主食を玄米や雑穀米に変える
・おやつはアーモンドやナッツ類に
・味噌汁にわかめ・豆腐をプラス
・1日1回は大豆製品を取り入れる
ストレスを感じたら深呼吸とミネラル補給をセットで!


◉まとめ:心を整える“ミネラルの力”

イライラや不安を感じたとき、
「気持ちを変えよう」と無理に思う前に、
体の中のミネラルバランスを見直してみましょう。

マグネシウムは、心を落ち着かせる“自然の安定剤”。
食事のちょっとした工夫で、気分も穏やかに変わっていきます。

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川元伸一
専門家

川元伸一(ウェルネス&オンライン起業コンサルタント)

KIS zero株式会社(ケーアイエスゼロ)

45歳以上のウェルネスライフを実現する、健康・起業・終活を支援するコンサルティングを提供。豊富な経営経験に基づくサポートで行動につなげます。運動や食生活、メンタルをテーマにしたオンライン講座も開催。

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