Day048:自分を信じられない人へ|“自己肯定感”を育てる習慣とは?

◆コラムの動画版YouTubeを、11/1土曜日 18:00より配信開始!
https://youtu.be/Q3_KG-Uuev0
■ なぜ朝から「思考が重い」と感じるのか?
目が覚めた瞬間、心の中にモヤっとした感覚。
「やる気が出ない」「なんか気分が上がらない」
そんな朝は、誰にでもあります。
実は、朝の“思考の重さ”は 前日の思考残り と 脳のエネルギー不足 が原因。
人の脳は、朝いちばんに「昨日の続き」を自動的に再生します。
それに、睡眠中に糖を消費しているため、起きた直後は燃料が足りない状態。
つまり、朝の“重さ”は自分が怠けているのではなく、脳の仕組み上、当然の現象なのです。
大事なのは「どうすれば思考を切り替えられるか」。
ここで役立つのが “起点ルーティン” です。
■ 「起点ルーティン」とは?
“起点ルーティン”とは、
「自分の思考と行動のスイッチをONにする最初の習慣」
のことです。
どんなに気分が重くても、最初の一歩を踏み出せれば自然とエンジンがかかります。
その「起点」を毎朝のルーティンとして決めておくことで、
“思考の重さ”に引きずられにくくなるのです。
■ 起点ルーティンを設計する4つのステップ
① まず“身体”を動かすことを起点にする
人の心は、身体の動きに影響されます。
ストレッチ、カーテンを開ける、ベランダに出て空を眺める。
どれもシンプルですが、これだけで脳は「行動モード」に切り替わります。
=おすすめ例:
・目覚めたら深呼吸3回
・カーテンを開けながら背伸び
・コップ1杯の水を飲む
これだけでも「止まっていた思考の歯車」が動き出します。
② “五感”を使って気分を上げる要素を加える
朝の空気、音、香りを意識して取り入れることがポイント。
香りや音には脳をダイレクトに刺激する効果があります。
=おすすめ例:
・好きな音楽を流す
・お気に入りのマグカップでコーヒーを飲む
・アロマやハンドクリームで香りを感じる
これらは「小さな快感刺激」となり、
脳内のセロトニン分泌を促して思考が軽くなります。
③ “思考を整える”ためのノート時間をつくる
頭の中が重いときほど、書き出すことが効果的。
モヤモヤを「見える化」することで、整理が始まります。
=おすすめ例:
・今日やることを3つだけ書く
・感謝していることを1つ書く
・今の気持ちをそのまま書く
ノートは「脳の掃除機」。
書いているうちに、感情が整い、思考がスッと軽くなります。
④ “好きな時間帯”に“自分のための5分”を入れる
朝の時間に余裕がない人でも、5分だけなら作れるはずです。
たとえば、「コーヒーを飲みながら今日の1枚を書く」「軽く散歩する」など。
この5分を「自分のための準備時間」と位置づけるだけで、
“自分を後回しにしない”という意識が生まれ、自己肯定感が上がります。
■ 起点ルーティンの実例
私自身が取り入れているルーティンを紹介します。
・朝一番にベランダで深呼吸しながら空を見上げる。
・白湯を飲み、ノートに“今日のテーマ”を一行書く。
・軽くストレッチして体をほぐす。
この3つで、頭のモヤモヤがほぼリセットされます。
たった数分でも「よし、今日もいける」と自然に思えるのです。
■ ルーティンを習慣化するコツ
“完璧”を目指さない:「できたらOK」くらいの気持ちで。
“やりたいこと”より“やれること”を選ぶ。
“朝一の小さな達成感”を味わう。
人は、行動が続くことで安心し、安心が自信に変わります。
小さな起点ルーティンを積み重ねることで、
「朝が重い日」が「整う朝」に変わっていくのです。
■ まとめ
朝の思考の重さは、“怠け”ではなく“自然現象”。
だからこそ、 「心を起こす仕組み」=起点ルーティン が必要です。
・体を動かす
・五感を使う
・思考を見える化する
・自分の時間を確保する
この4つを組み合わせれば、どんな朝も“再スタート”できます。
=今日の一言
「起きる」だけでなく、「始まる」準備をしてみよう。
小さな起点が、思考に光を差す。



