Day165:【自分に優しくなる方法】心が軽くなる“セルフ言葉がけ”3つのコツ!

◆コラムの動画版YouTubeを、10/30木曜日 18:00より配信開始!
https://youtu.be/bu7BmCrHEfs
◆はじめに
理由もなく胸がざわつく日って、ありませんか?
仕事も家庭も大きな問題はないのに、
「なんとなく不安…」「なんか落ち着かない」――
そんな曖昧な感情にモヤモヤしてしまう。
実はこの“なんとなく不安”こそ、
心がキャパオーバーになる前のサインなのです。
そして、それを言葉にすることで、
驚くほど心が軽くなることがあります。
今日は、その理由と具体的な「言葉にする習慣」について解説します。
1. 「なんとなく不安」は“未処理の感情”
私たちは日々の生活の中で、
小さなストレスを積み重ねながら過ごしています。
ただ、忙しさの中でそれを一つひとつ
意識的に感じることは少なく、
頭の中に“未処理の感情”として溜まっていきます。
この未処理の感情が溜まりすぎると、
脳が「何かがおかしい」と信号を出し、
その結果、**“なんとなく不安”**という形で表面化するのです。
つまり、不安そのものが問題ではなく、
“感情が言語化されていない状態”こそが不快感の原因なのです。
2. 言葉にするだけで脳が整理される
脳科学的にも、
「感情を言語化する」と脳の扁桃体(感情を司る部分)の
興奮が落ち着くことが分かっています。
つまり、頭の中で感じているモヤモヤを
言葉として“外に出す”だけで、
脳の緊張が緩み、ストレス反応が弱まるということ。
たとえば、
「仕事がうまくいっていない気がして不安」
「将来のお金のことを考えると心配」
「人間関係で気を遣いすぎて疲れてる」
こうした言葉にしてみるだけで、
不安の正体が少しずつ見えてきます。
そして、その瞬間に脳は
「問題が明確になった=対応できる」と判断し、
ストレスを軽減するのです。
3. “誰かに話す”ことの癒し効果
もし可能なら、信頼できる人に話すのも効果的です。
人に話すことで、
「共感」「承認」「安心感」を得ることができ、
脳内に“オキシトシン”という安らぎのホルモンが分泌されます。
このオキシトシンは、
不安や恐れを抑える作用があり、
孤独感をやわらげ、気持ちを穏やかにしてくれます。
ただし、話す相手は“聞いてくれる人”であることが大切。
アドバイスよりも、
「うん、そうなんだ」「それは大変だったね」と
寄り添ってもらえるだけで、十分効果があります。
4. 「言葉のメモ」を日常に取り入れる
話す相手がいない時や、
人には言いにくい内容のときは、
ノートやスマホに書き出すのもおすすめです。
やり方はとてもシンプル。
1日3分、心に浮かんだことをそのまま書くだけ。
・今日なんか疲れた
・あの人の一言が気になってる
・この先どうなるか不安
とにかく「ありのまま」「整えず」に書くのがコツです。
ポイントは、“書くこと自体”が目的。
きれいにまとめる必要も、答えを出す必要もありません。
書くことで、自分の中にあった感情が
少しずつ「形」を持ち、整理されていきます。
5. 不安を減らすための「3つの言葉習慣」
最後に、不安を和らげるための
“日常で使える3つの言葉習慣”を紹介します。
①「私は今、○○を感じている」
例:「私は今、不安を感じている」
感情を認識するだけで、冷静さが戻ります。
②「でも、それは一時的なもの」
“この気持ちは永遠ではない”と自分に言い聞かせる。
③「今できることを一つやろう」
行動が加わることで、思考の停滞が解けます。
この3ステップを言葉で唱えるだけで、
漠然とした不安が“具体的な行動エネルギー”に変わっていきます。
◉ まとめ
「なんとなく不安」は、
心があなたに送る“気づいて”というメッセージ。
それを押し込めるのではなく、
言葉にして外に出すことで、
感情が整理され、エネルギーが戻ってきます。
今日からほんの数分でも構いません。
心の声を言葉にしてあげてください。
それだけで、驚くほど心はラクになります。



