Day031:食事の時間が不規則な人に|体内時計の整え方!

◆コラムの動画版YouTubeを、10/15水曜日 18:00より配信開始!
https://youtu.be/2kmirC8O8nM
【食生活】ミネラル不足編①
■はじめに
あなたは「ミネラル」と聞くと、何を思い浮かべますか?
カルシウム、鉄、マグネシウム……そんな言葉は聞いたことがあっても、
「自分に足りているか?」と考える人は、意外と少ないかもしれません。
実は今、日本人の多くが**“慢性的なミネラル不足”**に陥っています。
しかもその原因は、単なる食事の偏りだけではありません。
■なぜミネラルが不足しているのか?
ミネラルは体内で作ることができず、食べ物から摂るしかありません。
しかし、現代の食環境には“ミネラルを減らす要因”がいくつもあります。
① 土壌の栄養が減っている
かつての野菜は、自然豊かな土で育っていました。
ところが今は化学肥料中心の栽培で、土壌中のミネラル量が大幅に減少。
同じ量のほうれん草を食べても、昔に比べて摂れる鉄やカルシウムは数分の一とも言われます。
② 精製食品の増加
白米・白砂糖・白いパンなど、精製された食品は口当たりが良い一方で、
外皮や胚芽に含まれるミネラルをそぎ落としてしまうのが難点。
便利さと引き換えに、知らぬ間に栄養素を失っています。
③ 加工食品・外食中心の生活
レトルト・冷凍食品・コンビニ弁当などは、
保存性を高めるためにミネラルが少ない材料が使われたり、
調理過程で栄養が失われたりします。
さらに、リン酸塩やナトリウム系添加物が体内のミネラル吸収を妨げるという研究も。
■ミネラル不足が招く“見えない不調”
ミネラルは、体のあらゆる働きの“潤滑油”のような存在です。
不足すると、こんな不調が現れます。
・疲れやすい・だるい
・集中力が続かない
・イライラ・不安感が強い
・足がつる・頭痛・貧血
・眠りが浅い・肌トラブル
つまり、ミネラル不足は**「なんとなく不調」**の正体でもあるのです。
■特に意識したい5大ミネラル
・カルシウム:骨・歯の形成、神経伝達
イライラ・骨粗しょう症
小魚、乳製品、海藻
・マグネシウム:エネルギー代謝、筋肉の弛緩
足のつり、肩こり、便秘
玄米、豆類、ナッツ
・鉄:酸素の運搬
貧血、倦怠感
レバー、赤身肉、ひじき
・亜鉛:免疫、味覚、ホルモン調整
免疫低下、味覚障害
牡蠣、牛肉、ナッツ
・カリウム:体内の水分・塩分バランス
むくみ、血圧上昇
野菜、果物、豆類
■まとめ|“足りない”ではなく“減らされている”時代
ミネラル不足は「食べていないから」ではなく、
「現代の食環境で減らされているから」起きているとも言えます。
次回(Day122)では、
「ミネラルを上手に補う食材と摂り方のコツ」
について詳しく紹介します。
■今日の一言アドバイス
「健康は“目に見えない栄養”から崩れていく」
意識すれば、“なんとなく不調”は確実に減らせます!



