Day099:介護は突然やってくる!親の「要介護認定」を知っておこう!

◆コラムの動画版YouTubeを、10/13月曜日 18:00より配信開始!
https://youtu.be/-O2bfxABY00
親の家に行くたびに「いつか片づけなきゃ」と思いながら、つい後回しになっていませんか?
実家の片づけは、想像以上に時間も体力も気力も使います。
そして、“親が元気なうちに始めるかどうか”で、後々の負担が大きく変わります。
■「遺品整理」と「生前整理」は別もの
多くの人が誤解しがちですが、
「生前整理」は“亡くなった後のため”ではなく、
“これからの生活を快適にするため”の整理です。
つまり目的は「減らす」ことよりも、
“必要なものを選び、暮らしやすくする”こと。
親が元気なうちに一緒に取り組むことで、
思い出を共有しながら、親の考えや想いを聞く時間にもなります。
■片づけのスタートは「共有スペース」から!
いきなり押し入れやタンスを開けると、感情が入りすぎて止まってしまいます。
まずはリビングや台所など、家族全員が使う場所からスタートしましょう。
・食器棚:使っていない食器は「使う人がいるか?」を確認
・リビング:古いカレンダーやチラシ類を処分
・冷蔵庫:期限切れの食品を一緒に整理
・片づけが少しずつ進むと、親の気持ちも前向きになります。
■「捨てる」よりも「残す理由」を話し合う
年配の方にとって、モノには思い出が詰まっています。
「なんで捨てないの?」と責めるのではなく、
「これはどういう思い出があるの?」と話のきっかけにしてみましょう。
その会話の中に、
親の価値観や人生の歩みが見えてきます。
それを“記録”しておくことも、立派な終活の一部です。
■“3つの分類”で迷わず進める
生前整理をスムーズに進めるコツは、
どのモノにも「3分類」をつけることです。
・今使っている
・人に譲る(使ってもらいたい)
・処分する
分類を箱や付箋に書きながら進めると、
視覚的にも整理が進みやすくなります。
■プロに頼むのも一つの選択
感情的になりやすい「実家の片づけ」は、
第三者のサポートを入れることで驚くほどスムーズに進むこともあります。
「親の気持ちを大切にしながら整理してくれる業者」や
「終活カウンセラーが同行してくれるプラン」など、
最近では多様な選択肢があります。
■まとめ:「片づけ」は“思い出を整理する時間”
実家の片づけは、“モノ”の整理ではなく“人生”の整理です。
親との時間を取り戻し、
「ありがとう」を伝えるきっかけにもなります。
少しずつ、会話を重ねながら。
今日から「親の生前整理」に一歩踏み出してみましょう。
※ポイントまとめ
・生前整理は“これからの暮らしを快適にする”ための整理
・スタートは共有スペースから
・「捨てる」ではなく「残す理由」を聞く
・3分類で迷わず整理
・必要に応じてプロの力も活用する



