Day040:貯金ができない人の習慣とは?“見直すべき3つの無意識”!

◆コラムの動画版YouTubeを、10/10金曜日 18:00より配信開始!
https://youtu.be/MfFYQXnb_no
◆はじめに
「とりあえず普通預金に入れておけば安心」
──そんな考えのまま、長年同じ銀行口座にお金を“眠らせている”人は多いのではないでしょうか。
しかし、超低金利の時代、銀行に預けているだけではほとんど増えません。
むしろ、物価上昇(インフレ)の影響で実質的な価値は目減りしていきます。
では、どうすれば“安全に・少しでも賢く”お金を活かせるのでしょうか?
今回は、「眠っているお金の活かし方」をわかりやすく整理していきます。
◆日本の銀行金利の現実
現在、主要銀行の普通預金金利は 0.001〜0.02%程度。
100万円を1年間預けても、利息はわずか10円〜200円しかつきません。
一方で、物価は上昇傾向にあり、たとえば年2%のインフレが続けば、
**実質的に“お金の価値が2%下がる”**ことを意味します。
つまり、銀行に預けっぱなし=“安全”ではなく、静かに価値を失っている状態なのです。
ステップ① 「使う・貯める・増やす」を分ける
お金を上手に活かす第一歩は、「目的別」に分けること。
目的用途おすすめの場所
① 使うお金生活費・当面の支出普通預金(メイン口座)
② 貯めるお金予備費・半年〜1年以内の出費定期預金・目的別口座
③ 増やすお金将来の資産形成積立NISA・iDeCo・投資信託など
すべてを「普通預金」にまとめてしまうと、どれも活かしきれません。
お金に“役割”を持たせることで、初めて動き始めます。
ステップ② 少額でも始められる“資産の活かし方”
1:高金利ネット銀行の活用
メガバンクに比べ、ネット銀行は金利が10〜20倍高いこともあります。
例)
・auじぶん銀行:普通預金金利 0.2%(条件付き)
・PayPay銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行 など
同じ「預ける」でも、銀行を変えるだけで効率がアップします。
2:積立NISA・iDeCoの活用
「投資は怖い」と思う方もいますが、
長期・分散・積立であれば、リスクを抑えながら資産を育てることができます。
特に積立NISAは、**運用益が非課税(20年間)**という大きなメリットがあり、
“余裕資金の一部”をここに回すだけで、将来の安心感が違ってきます。
3:定期預金・個人向け国債で安全性を確保
リスクを最小限にしたい人には、
・金利がやや高い定期預金
・変動10年の「個人向け国債」
なども選択肢になります。
特に国債は元本保証があり、金利が上がれば連動して利率も上昇します。
「安全性+少しの利回り」を求めるなら最適です。
ステップ③ “お金を動かす癖”をつける
多くの人がお金を増やせない理由は、「怖い」ではなく**“動かさない”**から。
もちろん、全額を投資に回す必要はありません。
まずは、
・普通預金にある余裕資金の一部(10〜20%)を“移動”してみる
・定期預金やネット銀行、NISA口座に振り分ける
そんな小さな一歩が、「お金が働く」感覚を生み出します。
◆“眠らせる”より“動かす”が安心を生む
お金を動かす=リスク、という思い込みを持つ人は多いですが、
実際は「動かさないこと」のほうがリスクになる時代です。
インフレが進む中、“守るだけの貯金”は実質的に減っていく資産。
だからこそ、“一部を動かして守る”という発想がこれからの常識です。
◉まとめ
ポイントと内容
・普通預金金利はほぼゼロ
預けっぱなしでは価値が下がる
・お金に役割を与える
「使う」「貯める」「増やす」で整理
・動かす=リスクではない
少額でも“お金を働かせる”習慣を
※今日のひと言
「お金は“貯める”ものではなく、“育てる”もの。」
★次回予告(Day117|10/17配信予定)
「貯金ができない人の習慣とは?“見直すべき3つの無意識”!」
──貯まらない原因は「性格」ではなく「仕組み」にあった!



