Day103:家計に「予備費」を作ると安心度がぐんと上がる!

川元伸一

川元伸一

テーマ:お金・ライフプラン

Day103

◆コラムの動画版YouTubeを、10/3金曜日 18:00より配信開始!
https://youtu.be/zN1MZkSVxzY


1. 「予備費」とは何か?

家計管理の中でよく登場するのは「生活費」「固定費」「貯蓄」ですが、意外と見落とされがちなのが 「予備費」 です。
予備費とは、毎月の支出とは別に「予想外の出費」に備えて確保しておくお金のこと。

たとえば、

・家電の急な故障
・冠婚葬祭
・急な医療費
・子どもの学校関係の臨時支出

こうした予定外の出費が発生したときに、「どこから出すか」で悩む家庭は少なくありません。
ここで貯金を崩してしまうと「貯めた意味がない」と感じやすく、精神的にも不安定になりやすいのです。


2. 「予備費」がないとどうなるか?

予備費がない家庭では、予想外の出費があると次のような流れになります。

・生活費を削る → 翌月が苦しくなる
・クレジットカードを多用する → 翌月以降に負担増
・貯蓄から取り崩す → 貯蓄ペースが乱れる

結果として「お金が貯まらない」「いつも不安」という負のループに陥ってしまいます。


3. 予備費を持つと安心感が上がる理由

予備費があると、「もしもの支出」を 生活費や貯蓄とは切り離して考えられる ようになります。

心理的に余裕が生まれることで、

・「今月ピンチ!」という焦りがなくなる
・計画的に貯蓄を継続できる
・家族の支出に柔軟に対応できる

つまり、お金を「守る力」が強化されるのです。


4. いくら用意すればいい?

目安は 毎月の生活費の1〜2割程度 を予備費としてプールすること。

たとえば生活費が25万円なら、2.5万〜5万円を毎月「予備費口座」に積み立てていくイメージです。
これを半年〜1年続けると、15万〜60万円の「安心資金」ができあがります。


5. 管理方法のコツ

・生活費口座とは別に「予備費専用口座」を作る
・クレジットカードや電子マネーと紐づけない(使いすぎ防止)
・使ったら翌月からまた補充する

これを習慣にすると「お金が足りない不安」から解放されます。


6. まとめ

人生には予想外のことが必ず起こります。
「予備費」はそんなときに家計を守る クッション の役割を果たします。

安心のために「貯金」するのではなく、
「安心して貯金を続けるために予備費を持つ」——この考え方を今日から取り入れてみませんか?

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川元伸一
専門家

川元伸一(ウェルネス&オンライン起業コンサルタント)

KIS zero株式会社(ケーアイエスゼロ)

45歳以上のウェルネスライフを実現する、健康・起業・終活を支援するコンサルティングを提供。豊富な経営経験に基づくサポートで行動につなげます。運動や食生活、メンタルをテーマにしたオンライン講座も開催。

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