Day130:“なんとなく不安”を感じる人へ|言葉にするだけで心がラクになる理由!

◆コラムの動画版YouTubeを、9/25木曜日 18:00より配信開始!
https://youtu.be/5dtVafCQ
「やらなきゃ…」と心の中で繰り返しているとき、どんな気持ちになりますか?
焦り、不安、イライラ、罪悪感…。そんな感情が一気に押し寄せて、心も体もカチカチに固まってしまうことはありませんか。
私たちは日常の中で、仕事、家事、人付き合いなど、無数の「やること」に囲まれています。
特に真面目で責任感が強い人ほど、「やらなきゃいけない」と自分を追い込みがちです。
しかし、「やらなきゃ」の背後にあるのは必ずしも「やりたいこと」ではなく、義務感や周囲の期待であることが多いのです。今日は、この「やらなきゃ」に追われて心が疲れてしまったときの“ゆるめ方”についてお伝えします。
1. 「やらなきゃ」を「やりたい」に変換する
「やらなきゃ」は、無意識に自分を縛る言葉です。
そのまま抱えているとプレッシャーにしかなりません。
例えば
・「メールを返さなきゃ…」を「相手に安心してもらえるよう返したい」に置き換える。
・「運動しなきゃ…」を「体が軽くなると気持ちいいから運動したい」に変えてみる。
言葉を変えるだけで、同じ行動でも気持ちの重さがぐっと軽くなります。
2. “全部やる”をやめて、“一つだけ”を選ぶ
「やらなきゃ」はたいてい複数同時に押し寄せてきます。
頭の中で「AもBもCも…」と考えれば考えるほど、動けなくなってしまうのです。
そんなときは「今日はこれだけやればOK」と、一つに絞ってみましょう。
たとえ全て終わらなくても、「最低限のひとつ」ができれば達成感が生まれ、次の行動に繋がります。
「100点満点」を目指すよりも、「小さな前進」を積み重ねるほうが長い目で見て確実に進めます。
3. 深呼吸で“体”から心をゆるめる
「やらなきゃ」で頭がいっぱいになっているときは、意識がずっと未来に飛んでいます。
そんなときは、体の状態に意識を戻すことが大切です。
具体的には、
・肩をぐるぐる回す
・深く息を吸って、長く吐く
・立ち上がって背伸びする
これだけで思考がリセットされ、「今ここ」に戻れます。
頭の中の「やらなきゃ」の渦を一旦静めることができるのです。
4. 「やらない選択」も勇気のひとつ
「やらなきゃ」と思っていても、実際には「やらなくてもいいこと」も混じっています。
人からの期待や、自分が勝手に作り出した思い込みかもしれません。
一度リストに書き出して、「本当にやる必要があるのか?」と問い直してみましょう。
手放していいことが見つかれば、心のスペースが広がります。
◉まとめ
「やらなきゃ」と思う気持ちは、あなたが真面目で頑張り屋である証拠です。
でも、その言葉に追い込まれてしまうと、かえって行動できなくなり、心身に疲れを溜めてしまいます。
・言葉を「やりたい」に変える
・一つだけに絞る
・深呼吸や体のリセットを取り入れる
・やらない選択も自分に許す
これらの小さな工夫が、あなたの心をゆるめ、前に進む力を取り戻してくれます。
「やらなきゃ」ではなく、「これをやってみよう」。
そんな柔らかな気持ちで、今日を過ごしてみませんか?



