Day085:「いい人」を演じ続けて心が限界に…自分らしさを取り戻した話!

川元伸一

川元伸一

テーマ:リスタート体験談

Day085
◆コラムの動画版YouTubeを、本日9/15月曜日18:00より配信開始!
https://youtu.be/Szra_i6uoqw


◉「いい人」を演じ続けて心が限界に…自分らしさを取り戻した話!

「人に嫌われたくない」「波風を立てたくない」——そう思って、必要以上に「いい人」を演じ続けてしまった経験はありませんか?
私自身、まさにその渦中にいた時期があります。


◆「いい人」でいることが安全だと思っていた

学生時代から、私は「頼まれたら断れないタイプ」でした。部活動でも、バイト先でも、気付けば人の頼みごとを引き受けては時間もエネルギーも削られていく。
社会人になってからはそれが加速しました。

・仕事では同僚の尻拭いを引き受ける
・上司には逆らわず笑顔で従う
・プライベートでも友人や家族に“都合の良い人”として扱われる

当時は「その方が人間関係がスムーズにいく」と思い込んでいたのです。


◆ 心と体の限界サイン

しかし、「いい人」でいることには代償がありました。
ある日、ふと鏡を見た自分の顔に驚きました。どこか無表情で、疲れ切った顔がそこにいたからです。夜は眠れず、休日も心からリラックスできない。気を抜くと「どうせ自分は…」という言葉が頭の中を支配しました。

体は正直です。常に肩は凝り、胃痛も頻繁に起こるようになり、ついに医者から「ストレス性の自律神経失調症の可能性がある」と告げられました。


◆ 気づきのきっかけは小さな一言

転機は、信頼できる友人にふと漏らした「もう疲れた…」という言葉でした。
彼は真剣な顔で、こう言ったのです。

「お前は本当にそれで幸せ? ずっと“いい人”を演じ続けるの?」

その瞬間、胸に刺さるものがありました。私は“いい人”ではあっても、“自分”ではなかったのです。


◆「いい人」から「自分らしい人」へ

そこから私は少しずつ、自分を取り戻す挑戦を始めました。

・断る勇気を持つ
 最初は小さなことから。「今日は予定があるから無理」と伝えるだけでも心臓がドキドキしましたが、相手は意外にも「わかった」とあっさり。拍子抜けするほどでした。

・本音を伝える
 「それは違うと思う」「私はこう感じている」と正直に話す練習をしました。衝突を恐れていたけれど、むしろ相手との距離が縮まることもありました。

・自分の時間を優先する
 読書や運動など、誰にも気を遣わない時間を大切にするようになりました。これが心の回復に大きく役立ちました。


◆「自分らしさ」を生きることの意味

もちろん今でも「いい人」でいたい気持ちはあります。人に優しくしたいし、助け合いも大事です。
でもそれは「無理してまで」やることではないと学びました。

“他人に合わせる人生”から、“自分を大切にする人生”へ。
自分らしく生きることで、心は軽くなり、人間関係も自然に健やかになっていきました。


◆同じように悩む人へ

もし今、あなたが「いい人」でいることに疲れているなら——
どうか覚えておいてください。

あなたが「自分らしく生きること」を選んだからといって、周りの人は離れていきません。
むしろ、本当のあなたを理解してくれる人だけが残り、関係はより深まっていきます。

「いい人」である前に、あなたは“自分”でいていいのです。
私のリスタート体験が、誰かの背中を押せたら嬉しいです。

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川元伸一
専門家

川元伸一(ウェルネス&オンライン起業コンサルタント)

KIS zero株式会社(ケーアイエスゼロ)

45歳以上のウェルネスライフを実現する、健康・起業・終活を支援するコンサルティングを提供。豊富な経営経験に基づくサポートで行動につなげます。運動や食生活、メンタルをテーマにしたオンライン講座も開催。

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