Day079:「正直に話せない…」を乗り越える勇気の持ち方!

川元伸一

川元伸一

テーマ:人間関係

Day079

◆コラムの動画版YouTubeを、本日9/9火曜日18:00より配信開始!
https://youtu.be/a9W1R1vgmGE


「本当は言いたいことがあるのに、正直に言えない…」
そんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

相手を傷つけたくない、嫌われたくない、場の空気を壊したくない――。
理由はさまざまですが、自分の気持ちを抑え込み、心にモヤモヤを溜めてしまうことは、人間関係の大きなストレスの一因になります。

今日は「正直に話せない自分」を乗り越え、勇気を持って一歩踏み出す方法を考えていきましょう。


1. なぜ「正直に話せない」のか?

「正直に話せない」という背景には、いくつかの共通する心理があります。

・嫌われるのが怖い
 人は誰しも承認欲求を持っています。だからこそ「相手に否定されたらどうしよう」と不安になりやすいのです。

・相手を傷つけたくない
 優しい人ほど、「こんなことを言ったら相手を不快にさせるのでは」と想像し、言葉を飲み込んでしまいます。

・過去の経験から学習している
 以前、正直に伝えて失敗した経験があると、「やっぱり言わない方が安全」と自分を守る癖がつきます。

つまり「正直に話せない」のは、弱さではなく、むしろ人間関係を大切に思うがゆえの行動なのです。


2. 正直に話さないことのデメリット

一方で、自分の気持ちを押し込め続けるとどうなるでしょうか?

・心の中にモヤモヤが溜まり、相手に対して小さな不満が積み重なる
・「どうせわかってもらえない」と諦めの気持ちが芽生える
・表面上は良好に見えても、内心では距離が広がってしまう

結果的に「本当の意味での信頼関係」が築けなくなってしまいます。

正直に話すことはリスクもありますが、長期的に見れば心の距離を縮める最大の近道なのです。


3. 勇気を持って話すためのステップ

では、どうすれば「正直に話せる自分」に近づけるのでしょうか?
ここで大切なのは「いきなり100%正直に話そうとしないこと」です。小さなステップから練習してみましょう。

ステップ① 自分の気持ちを言葉にしてみる

まずは頭の中で整理します。
「私は何を感じているのか?」
「なぜ伝えたいのか?」
書き出すだけでも、自分の感情がクリアになります。

ステップ② 安全な場で練習する

信頼できる友人や家族に、まずは小さなことから正直に伝えてみましょう。
「今日はちょっと疲れているから、先に帰りたい」など、日常の中で練習を重ねることがポイントです。

ステップ③ 伝え方を工夫する

正直に話すことと、相手を傷つけることはイコールではありません。
「あなたは間違っている」と言う代わりに、
「私はこう感じた」と自分視点で伝える(=アイメッセージ)が有効です。

ステップ④ 小さな成功体験を積む

「正直に伝えても、相手は受け止めてくれた」
この経験が自信になり、次も勇気を持って話せるようになります。


4. 勇気の正体は「小さな一歩」

勇気というと「大きな決断をすること」をイメージしがちですが、実際は小さな一歩を踏み出すことの積み重ねです。

・今日の気分を正直に伝える
・相手に「ありがとう」と言う
・「実はこう思っていた」と小さな本音を話す

これらも立派な「勇気」です。

そして、この小さな一歩が積み重なることで、相手との信頼関係はより深まり、あなた自身の心も軽くなっていきます。


◉まとめ

「正直に話せない…」という悩みは、多くの人が抱える普遍的なテーマです。

その背景には「人を大切に思う気持ち」が隠れています。
だからこそ、自分を責める必要はありません。

ただし、ずっと気持ちを押し込めていると、本当の信頼関係は築けません。
大切なのは、小さな一歩から正直に話す勇気を持つことです。

あなたが勇気を出して一言を伝えたとき、きっと相手も「本音を話してくれて嬉しい」と感じるでしょう。
そこから、より健やかな人間関係が始まります。

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川元伸一
専門家

川元伸一(ウェルネス&オンライン起業コンサルタント)

KIS zero株式会社(ケーアイエスゼロ)

45歳以上のウェルネスライフを実現する、健康・起業・終活を支援するコンサルティングを提供。豊富な経営経験に基づくサポートで行動につなげます。運動や食生活、メンタルをテーマにしたオンライン講座も開催。

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