Day073:「食生活の乱れ」が心と体に与える影響

川元伸一

川元伸一

テーマ:食生活

Day073

現代社会では「食生活の乱れ」が当たり前になりつつあります。
仕事が忙しくて食事の時間が不規則になったり、コンビニや外食に頼ることが増えたり…。
一見、便利で効率的に見えるライフスタイルですが、知らず知らずのうちに 体調不良や心の不安定さ を招いているのです。


1. 食生活の乱れ=体内リズムの乱れ

人間の体には「体内時計」が存在します。
朝は代謝を上げ、日中は活動モード、夜は回復モードに切り替わる。
このリズムに合わせて食事をとることが理想ですが、現代人は夜遅い食事や朝食抜きなどにより、 体内時計を狂わせやすい環境 にあります。

結果として、
・眠りが浅い
・朝起きられない
・疲れが取れない
といった不調が生まれやすくなります。


2. 栄養バランスの偏りがもたらすもの

コンビニや外食は手軽ですが、どうしても 糖質・脂質に偏りがち。
さらに加工食品に含まれる添加物や塩分が、知らぬ間に体へ負担をかけます。

代表的な例として:
・甘い菓子パンやスイーツ → 血糖値の乱高下 → 集中力低下・イライラ
・揚げ物中心の外食 → 酸化した油 → 疲労感・肌荒れ
・加工食品の多用 → ミネラル不足 → 不眠・情緒不安定

つまり「お腹を満たす」ことはできても、 心身を満たす栄養 は得られないのです。


3. 心と体はつながっている

最新の研究では「腸内環境とメンタルの関係」が注目されています。
腸でつくられる“幸せホルモン”セロトニンは、実は90%以上が腸で生成されると言われます。

食生活が乱れ、腸内環境が悪化すると:
・イライラしやすい
・気分が落ち込みやすい
・やる気が出ない

といった 心の不調 に直結します。
「最近、気持ちが落ち込みやすい」と感じるとき、実は原因は 食習慣の乱れ にあるかもしれません。


4. 小さな改善から始める

では、どう整えればよいのでしょうか?
特別なことは必要ありません。まずは「当たり前のことを、当たり前にやる」ことから。

・朝食を抜かずに食べる
・夜遅い食事はできるだけ軽めにする
・1日1回は野菜を“生”でとる
・水分をしっかりとる

このような 小さな習慣 が、乱れたリズムを整える第一歩です。


5. 今後のテーマにつながる視点

この「食生活の乱れ」の背景には、現代人が多用する 食品添加物 や、見過ごしがちな ミネラル不足 が大きく関わっています。
次回以降は、より具体的に「何が私たちの体を乱しているのか」を掘り下げていきます。


◉まとめ

「食生活の乱れ」は単なる食事の偏りではなく、

・体内リズムの乱れ
・栄養バランスの崩壊
・心の不調
へと直結します。

日々の小さな選択が、未来の健康と心の安定を作ります。
今日からでもできることをひとつ、始めてみましょう。


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川元伸一
専門家

川元伸一(ウェルネス&オンライン起業コンサルタント)

KIS zero株式会社(ケーアイエスゼロ)

45歳以上のウェルネスライフを実現する、健康・起業・終活を支援するコンサルティングを提供。豊富な経営経験に基づくサポートで行動につなげます。運動や食生活、メンタルをテーマにしたオンライン講座も開催。

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