Day110:金利の低い銀行に眠るお金、どう活かす?|“眠らせないお金の育て方”を3ステップで解説!

◆「収入が増えたら貯金できる」という思い込み
「今の収入が少ないから、貯金なんて無理…」
多くの人がこう考えます。確かに、生活費で手一杯の状況では、貯金に回す余裕がないと感じるのも自然です。
しかし実際には「収入が増えても、貯金できるようにはならない」人が多いのです。
なぜなら、収入が上がると同時に支出も増えてしまう傾向があるからです。
これは「ライフスタイル・インフレーション」と呼ばれます。
たとえば昇給したら外食や旅行が増えたり、洋服や車をグレードアップしたり。結果的に余剰は残らず、むしろ支出が膨らんで貯金が遠のくこともあります。
◆本当に「収入が少ないから」なのか?
貯金ができない理由を「収入の少なさ」にしてしまうと、問題解決の道が閉ざされてしまいます。
大切なのは、支出の管理方法やお金の優先順位の付け方を見直すことです。
たとえば、
・コンビニでの無意識な買い物
・サブスクの解約忘れ
・外食や交際費の積み重ね
これらを「必要経費」と思い込んでいませんか?
収入に関係なく、「お金の使い方の癖」がそのまま貯金の有無に直結しています。
◆収入に関係なくできる「小さな貯金習慣」
では、収入が限られていてもできる「貯金の第一歩」は何でしょうか?
・先取り貯金をする
給与が振り込まれたら、まず「1,000円でもいいので自動的に別口座へ移す」。
「余ったら貯金する」では一生貯まりません。
・固定費を見直す
スマホ代・保険料・サブスクなど、毎月必ず出ていくお金を削ると効果が大きいです。
例えば、格安SIMに替えるだけで月5,000円の節約=年間6万円の貯金に。
・「小さな財布」を作る
食費・日用品など「使える金額」を週ごとに分けて管理する。
「見える化」することで使いすぎを防げます。
◆「少額でも積み上げる」ことが未来を変える
たとえ毎月3,000円でも、10年間で36万円。
少ないと感じるかもしれませんが、「貯まる実感」が人を大きく変えます。
逆に、収入が増えても貯金ゼロのまま過ごすと、老後やいざという時に不安は募るばかり。
大切なのは「金額の大きさ」よりも「貯める習慣を持っているかどうか」です。
◆まとめ
「収入が少ないから貯金できない」は必ずしも本当ではありません。
収入にかかわらず、お金の使い方と管理習慣が、貯金できるかどうかを決めます。
ポイントは、
・先取り貯金で「余ったら貯金」をやめる
・固定費の見直しで大きな効果を得る
・少額でも「積み上げる習慣」を作る
「収入が増えたら…」と考える前に、今日からできる小さな一歩を始めてみませんか?
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