Day056:呼吸が浅い人は疲れやすい?「肋骨ストレッチ」のすすめ!

川元伸一

川元伸一

テーマ:運動・体づくり

Day056

皆さんは、自分の呼吸が「浅い」か「深い」か、意識したことはありますか?
仕事や家事に追われていると、無意識に肩だけで呼吸してしまい、胸やお腹の動きが少ない「浅い呼吸」になりがちです。

この浅い呼吸が続くと、酸素が十分に取り込めず、血流や自律神経の働きにも悪影響を与えます。その結果、

・疲れやすい
・集中力が続かない
・眠りが浅い
・イライラしやすい

といった不調につながってしまうのです。

では、どうすれば呼吸を深く、楽にできるのでしょうか?
そのカギとなるのが「肋骨の動き」です。


◆肋骨と呼吸の深い関係
呼吸のとき、肺が膨らんだり縮んだりするのに合わせて、肋骨も大きく動いています。ところが、長時間のデスクワークや猫背姿勢が続くと、肋骨周りの筋肉が硬くなり、動きが制限されてしまいます。

すると、肺が十分に膨らまなくなり、自然と呼吸が浅くなる…という悪循環に陥ります。
つまり、「深い呼吸」を取り戻すには、肋骨の柔軟性を回復させることが大切なのです。

◉自宅でできる!「肋骨ストレッチ」
ここでは、初心者でも簡単にできる肋骨ストレッチを紹介します。

① 肋骨ほぐし(胸の横ストレッチ)
1. 両手を頭の後ろで組む。
2. 息を吸いながら、胸を横に大きく開くイメージで肘を広げる。
3. 息を吐きながら、肘を軽く前に寄せる。
→ 10回ほど繰り返す。

② 側屈ストレッチ(脇腹伸ばし)
1. 椅子に座ったままでもOK。
2. 息を吸いながら片腕を上げ、吐きながら反対側に身体を倒す。
3. 肋骨の横がじんわり伸びているのを感じる。
→ 左右交互に5回ずつ。

③ 胸郭回旋ストレッチ
1. 両手を胸の前でクロスさせる。
2. 息を吸いながら上体を右にひねり、吐きながら戻す。
3. 左右交互にゆっくりと繰り返す。
→ 5回ずつ。

これらを毎日1〜2分でも行うことで、肋骨の動きがスムーズになり、自然と呼吸が深まっていきます。


◆深い呼吸で得られる効果
肋骨ストレッチを取り入れ、呼吸が深まると次のようなメリットがあります。

1. 酸素供給がスムーズになり、疲れにくくなる
2. 自律神経が整い、リラックスしやすくなる
3. 姿勢が良くなり、肩こり・首こりの軽減に役立つ
4. 睡眠の質が向上し、朝の目覚めがスッキリする

まさに「呼吸は健康の入口」といえるでしょう。


◆まとめ
私たちは1日に約2万回も呼吸しています。
それだけ繰り返す動作だからこそ、「浅い呼吸」が積み重なれば体調に大きな影響を与えます。

肋骨を柔らかく保ち、深い呼吸を習慣にすることが、毎日の活力と心身の安定につながります。

ぜひ今日から「肋骨ストレッチ」を取り入れてみてください。
呼吸が整えば、あなたの1日がもっと軽やかに、そして前向きになるはずです!


◆YouTube毎日配信(コラムの動画版です)
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川元伸一
専門家

川元伸一(ウェルネス&オンライン起業コンサルタント)

KIS zero株式会社(ケーアイエスゼロ)

45歳以上のウェルネスライフを実現する、健康・起業・終活を支援するコンサルティングを提供。豊富な経営経験に基づくサポートで行動につなげます。運動や食生活、メンタルをテーマにしたオンライン講座も開催。

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