Day044:「言いたいことが言えない…」そんな自分を変える小さな練習!

「親しいからこそ、丁寧に」──大人の人間関係に必要な“礼儀と距離感”
「親しき仲にも礼儀あり」──
誰もが一度は聞いたことのあるこの言葉ですが、実際に意識できている大人はどれほどいるでしょうか?
職場でも家庭でも、友人関係でも、長年の付き合いになるほど「つい甘えてしまう」「遠慮がなくなる」場面が増えていきます。それが信頼関係の証であることも確かですが、同時に無意識に「相手の尊厳」や「心の距離感」を踏み越えてしまっていることも少なくありません。
今回は、親しい関係だからこそ大切にしたい「礼儀」と「距離感」について考えてみましょう。
◆「親しさ」は距離ゼロではない
人との距離感は、“心の温度”と“物理的な距離”が絶妙に絡み合っています。
・何でも言い合える関係
・無言でも心地よい関係
・気を使わず自然体でいられる関係
これは理想的な人間関係に見えるかもしれません。ですが、それが行きすぎると…
・「それくらい分かるでしょ?」という押しつけ
・「前もそうだったから今回もいいよね?」という勝手な解釈
・「なんで今さらそんなこと言うの?」という思い込み
こういった“無意識の無礼”が、相手の心をじわじわと傷つけてしまうのです。
◆「距離」があるから、関係は長続きする
人間関係を長続きさせるためには、「ちょうどいい距離感」を保つことがカギです。
・一歩引いた視点を持つ
・相手の変化に敏感になる
・「慣れ」を理由にしない
・礼儀やマナーを忘れない
このような意識があれば、「何年経っても心地よい関係」でいられる可能性が高まります。
実は、“親しさ”とは「距離ゼロ」ではなく「適度な境界線を守っている状態」なのです。
◆家族こそ「礼儀」が必要
とくに注意したいのが、家族やパートナーとの関係です。
一緒に暮らしている時間が長くなるほど、言葉遣いや態度が雑になりやすいですよね。「家族だから大丈夫」と思っていると、いつの間にか相手の気持ちが冷めていた…なんてことも。
・「ありがとう」「ごめんね」を忘れない
・名前をちゃんと呼ぶ(「おい」「あんた」ではなく)
・立ち入っていい領域と、そうでない部分を理解する
家庭こそ、礼儀を大切にする場所にしていくことが、信頼と安心感を生む土台になります。
◆親しい関係の“見直し”タイミングとは?
こんなサインが見えたら、距離感の再調整が必要かもしれません。
・返事がそっけなくなってきた
・会話の頻度が減っている
・気づけばこちらからの連絡ばかり
・相手が怒っている理由が分からない
「親しさ」が理由で、相手が我慢している可能性があります。
こういう時こそ、少しだけ“礼儀正しく”してみることが関係修復のきっかけになることも。ていねいな言葉や姿勢は、相手の尊厳を再び認めるメッセージになります。
◆まとめ|礼儀は、距離の取り方を整えるツール
礼儀は、相手との「距離の取り方」を整えるためのツールです。
・親しいけれど、踏み込まない
・気が置けないけれど、礼儀は忘れない
・本音で話すけれど、感謝も言葉にする
こうしたバランスが、大人の人間関係には不可欠です。
「親しき仲にも礼儀あり」は、“相手へのリスペクトを忘れないための知恵”。
ぜひ今一度、自分の大切な人との関係をふり返ってみてください。
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