Day031:食事の時間が不規則な人に|体内時計の整え方!

川元伸一

川元伸一

テーマ:食生活

Day031

◆食事時間がバラバラだと、なぜ太りやすくなるのか?
毎日バタバタと忙しく、「朝は抜きがち」「昼は外食で済ませて」「夜は遅い時間にドカ食い」……そんな不規則な食生活、思い当たりませんか?

実は、私たちの体には“体内時計”という生理リズムがあり、それが食事のタイミングとも密接に関係しています。
この体内時計が狂ってしまうと、代謝のリズムやホルモンバランスが乱れ、太りやすくなったり、内臓に負担をかけたり、メンタルの不調にも繋がると言われています。

今回は、そんな「食事時間が不規則な人」が押さえておくべき「体内時計を整える食生活習慣」についてお伝えします。


◆そもそも「体内時計」ってなに?
私たちの体には、「概日リズム」と呼ばれる約24時間周期の生体リズムが備わっています。これは、睡眠・体温・ホルモン分泌・消化吸収など、すべての生命活動に関わっています。

このリズムの“親時計”は脳(視交叉上核)にあり、太陽の光を浴びることでリセットされます。そしてもう一つ、“子時計”が肝臓や腸、膵臓、脂肪細胞など全身の器官に存在し、こちらは主に「食事の時間」でリズムを刻んでいるのです。
つまり、不規則な食事時間は、内臓のリズムを乱すことに直結するというわけです。


◆体内時計が乱れると、何が起きる?
以下のような不調が出てきます:
・太りやすくなる(脂肪が燃えにくくなる)
・血糖値が乱れやすくなる
・胃腸の調子が悪くなる(便秘・下痢)
・睡眠の質が低下する
・気分が落ち込みやすくなる
特に、夜遅い食事は太る原因としてよく知られていますが、それは単にカロリーの問題ではなく、「夜は代謝が落ちている時間帯」だからなんです。


◆今日からできる!体内時計を整える3つの習慣
① 朝は必ず「何かを食べる」
忙しくても、朝食は“体内時計のスイッチ”として超重要!
白湯でもバナナ1本でもOKなので、まずは胃腸に刺激を与えて1日をスタートさせましょう。
特におすすめは、**たんぱく質を含む軽食(ゆで卵・納豆・豆乳など)**です。

② 食事の時間をなるべく「毎日同じくらい」にする
昼食や夕食の時間が日によってバラバラな人は、できるだけ「±30分以内」に収まるよう意識しましょう。
会社勤めの方なら、昼食は12時〜13時、夕食は19時〜20時台が理想的です。
難しい場合は、「夕食を軽めにする」or「おにぎりなどを夕方に分けて食べる」など工夫しましょう。

③ 夜遅く食べる場合は「消化に良いものを選ぶ」
夜22時以降に食事をとる場合は、消化がゆるやかなスープ・雑炊・豆腐・白身魚・温野菜などを選びましょう。脂っこいものや甘いスイーツはNG!
また、就寝2時間前には食事を終えておくのがベストです。


◆食事の“時間”も、健康習慣の一部
健康的な食事というと、「何を食べるか」「カロリー」などに意識が行きがちですが、実は「いつ食べるか」も非常に大切な要素です。
あなたの体は、一定のリズムを求めているのです。

1日3食のタイミングをなるべく固定し、朝の光+朝食のセットで体内時計をリセット。
これだけで、代謝や自律神経、睡眠リズムが整い、**“無理なく痩せる体”**がつくられていきます。
「最近、食生活が乱れているな」と感じたら、まずは時間を意識することから始めてみてくださいね!


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川元伸一
専門家

川元伸一(ウェルネス&オンライン起業コンサルタント)

KIS zero株式会社(ケーアイエスゼロ)

45歳以上のウェルネスライフを実現する、健康・起業・終活を支援するコンサルティングを提供。豊富な経営経験に基づくサポートで行動につなげます。運動や食生活、メンタルをテーマにしたオンライン講座も開催。

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