Day072:人に振り回されない!“大人の境界線”を引くコツ!

職場でも家庭でも、つい感情的になる人がいます。
怒りっぽい、泣きやすい、言葉がキツい、否定が多い…。
そんな人とどう付き合えばよいのか、悩む人は少なくありません。
実はこのテーマ、私のコンサル現場でもよく出る話です。
感情的な相手に振り回されて、仕事やプライベートに支障が出ている…
そんな方への一つのヒントになるよう、今回は「感情的な相手への距離の取り方」についてお話します。
◆そもそも“感情的”ってどういうこと?
まず、感情的な言動が目立つ人は、必ずしも「悪意がある」とは限りません。
多くの場合、その背景には不安や恐れ、自己防衛のクセがあります。
たとえば…
・上司が些細なミスに激怒する
・パートナーがちょっとしたことで涙ぐむ
・取引先がすぐに話を遮り、攻撃的な発言をする
こうした行動は、「感情を処理しきれない」「言語化できない」ことからくる場合が多いのです。
つまり、感情的になりやすい人は、自分でもそのコントロールが難しい状態にあります。
◆“正面からぶつからない”という選択肢
感情的な相手に対して、私たちがついやってしまうのが「説得しようとする」「冷静になってほしいと言う」「問題の正しさを示そうとする」こと。
でも、これが逆効果になることは多々あります。
感情の嵐の中にいる人に理屈は通じません。
だからこそ大切なのは、“正面からぶつからない”こと。
戦わない、逃げるのではなく、“横に立つ”ようなイメージです。
◆実践できる“距離の取り方”3ステップ
感情的な相手に巻き込まれないために、以下の3ステップを意識してみてください。
① 物理的にも心理的にも「距離」を確保する
「会う頻度」「話すタイミング」「話題の範囲」など、自分から境界線を引きましょう。
・LINEの返信をすぐにしない
・重要な話は人前で行う
・第三者を交えてやりとりする など
「近づきすぎないこと」は、予防でもあり、思いやりでもあります。
② 「反応」ではなく「対応」に意識を切り替える
相手がイライラしているとき、私たちもつい反応してしまいがちです。
「なんでそんな言い方するの?」と返したくなりますが、それでは同じ土俵に立つことになります。
ここでは“受け流し”や“スルースキル”が大事です。
「それはそう感じるんですね」と、相手の感情を否定せず、自分の軸を崩さない対応を心がけましょう。
③ 「この人の課題は、自分の課題ではない」と線引きする
感情的な人の多くは、自分の感情を他人のせいにします。
「あなたのせいでこうなった」「あなたが悪い」といった言い方をされると、ついこちらも罪悪感や不安に飲み込まれがちです。
でも、相手の感情は相手のもの。
自分が責任を取る必要はありません。
この“課題の分離”を意識することで、感情の渦に巻き込まれず、冷静な判断ができるようになります。
◆“冷たくする”のではなく、“境界線を引く”こと
最後にもう一度強調したいのは、「距離を取る=冷たくする」ではないということ。
むしろ、自分と相手を守るための健全な境界線を設けることは、成熟した関係を築く第一歩です。
◆まとめ
感情的な相手と距離を取るには:
・適切な距離感(物理・心理)を保つ
・反応ではなく“対応”を意識する
・相手の課題と自分の課題を分けて考える
感情の波にのまれず、自分の心を守りながら、人間関係を整えていく。
そんな視点を持つことで、あなたの日常はもっとラクに、穏やかになるはずです!
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