Day006:「変われない自分」を責めてない?本当に必要なのは“やる気”じゃない!

川元伸一

川元伸一

テーマ:マインド・思考法

マインド・思考法01

「また三日坊主だった…」と落ち込むあなたへ
「やろうと思ったのに、またできなかった」
「変わりたいのに、結局いつもの自分に戻ってしまう」
そんな自己嫌悪、経験ありませんか?

人は、変化を望んでいながら、変わることに大きなエネルギーを必要とします。
そして、変われなかったとき、「自分にはやる気が足りないんだ」「意志が弱いんだ」と、自分を責めてしまう。
でも、本当に必要なのは「やる気」でしょうか?

「やる気」は最初から“あるもの”ではない
脳科学や心理学の視点で見ると、やる気は「出してから行動するもの」ではなく「行動しているうちに生まれるもの」です。
つまり、“やる気を出してから始めよう”と思っているうちは、始まらないのです。

例えば、ランニングを習慣にしようとするとき、
「今日こそ走ろう」と思っても、なかなか外に出られない…。
しかし、靴を履いて、外に出て、1分走っただけで、
「意外と悪くないかも」と感じることがあります。
これは、“行動が感情をつくる”典型例です。
まずは小さな動きから。5分でも、1回でも、形からでもいいんです。


「変わりたい」は、実は“今の自分”を否定していることも
「変わりたい」と思う気持ちの裏側には、「今の自分はダメだ」という思い込みが潜んでいます。
でも、本当にそうでしょうか?

変わりたいと思うこと自体は悪いことではありません。
しかし「今の自分を完全に否定して」変わろうとすると、
土台がぐらついて、変化が続かないどころか、自己否定のループにはまってしまいます。

だからこそ、こう問い直してみてください。
「私は、なぜ変わりたいのだろう?」
「今の自分に、どんな価値があるのだろう?」
この問いかけをするだけで、少しだけ心がほぐれてくるはずです。

必要なのは“やる気”より、“仕組み”と“環境”
自己変革には、「やる気」よりも「仕組み」と「環境」が鍵です。
たとえば…
・毎朝5分、日記を書く(習慣の仕組み)
・一緒に頑張る仲間と繋がる(支え合いの環境)
・目につく場所に目標を書いて貼る(視覚的な刺激)
・小さなご褒美を自分にあげる(報酬設計)
・人は環境の影響を大きく受けます。
自分の意志に頼らずとも、自然と行動が促される仕組みを用意すること。
これが“変われる自分”をつくる一番の近道です!


「変われない」は“責める理由”じゃない。“工夫するチャンス”!
最後にお伝えしたいのは、
「変われない自分」は、責める対象ではなく、工夫をする対象だということ。

もし過去に何度も挫折していたとしても、それは“自分がダメだから”ではありません。
単に「やり方が合っていなかった」「サポートが足りなかった」だけのことです。

変化とは、試行錯誤の連続です。
だから、あなたは何度でもやり直していいし、今日からまた始めていいのです。


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川元伸一
専門家

川元伸一(ウェルネス&オンライン起業コンサルタント)

KIS zero株式会社(ケーアイエスゼロ)

45歳以上のウェルネスライフを実現する、健康・起業・終活を支援するコンサルティングを提供。豊富な経営経験に基づくサポートで行動につなげます。運動や食生活、メンタルをテーマにしたオンライン講座も開催。

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