Day003:親との関係がしんどい人へ|まず整えるべき“視点”とは?

川元伸一

川元伸一

テーマ:人間関係

人間関係01

「親が苦手」「会うと疲れる」「話しても分かり合えない」——
そんな気持ちを抱えたまま、大人になっていませんか?
これは決して〝あなただけの問題〟ではありません。
むしろ、**年齢を重ねるほどに浮き彫りになるのが「親との関係性」**です。

特に40代・50代になると・・・
・親が高齢化し介護が視野に入る
・自分自身も子どもを育てる親として立場が変わる
・親との距離感が物理的にも精神的にも問われる
こうしたタイミングが訪れます。


◆「しんどさ」を感じる理由
人間関係において「親子関係」ほど、
「こうあるべき」「こうするのが当然」といった〝固定観念〟が強いものはありません。

親からの
・干渉
・期待
・無言の圧力
・「あなたのために」

といった言葉や態度が、大人になった今でも心に重くのしかかることがあります。
そして気がつくと、
本音を出せないまま、ただ義務的に関わっている——
そんな状態になっている人も多いのです。


◆ まず整えるべきは「視点」
では、この“しんどさ”を軽減するために、何から始めればよいのでしょうか?
答えは、
「親の立場」ではなく、「自分の視点」を整えることです。
親に変わってほしい、理解してほしい——
そう願うのは自然なことですが、
他人(親)を変えることはできません。
変えられるのは、自分の〝視点〟もっと言うならば〝考え方〟だけです!

例えば、こんなふうに見方(考え方)を変えてみるとどうでしょう?
・「親の価値観=正しいわけではない」と知る
・「親もまた、不完全な“ひとりの人間”だ」と認める
・「自分の人生を親のために使わない」と決める

このように、相手ではなく“自分”のスタンスを見直すことが、親子関係を楽にする第一歩になります。


◆ 関係を〝切る〟のではなく〝見直す〟
親との関係がしんどいからといって、絶縁するのが答えではありません。
大切なのは、「ちょうどいい距離感」や「新しい関わり方」を見つけること!
・週に1回ではなく、月に1回にしてみる
・電話ではなくLINEにしてみる
・自分の弱音や本音を話さずに、表面的な会話で済ませる

これも一つの立派な“対処法”です。


◆ まとめ|“感情”に蓋をしない
「親を嫌う自分がダメだ」
「もっと感謝しなきゃいけない」
そんなふうに、自分の感情を否定する必要はありません。
まずは、「自分はどう感じているか?」に気づき、認めることがスタートです。

そのうえで、
「どんな距離感で、どう関わっていけば、自分にとって“しんどくない”か?」を考える——
それが、大人の“親子関係”を再構築する最初のステップです。

親との関係にモヤモヤしている方へ。
まずは〝視点〟〝考え方〟を整えることから始めてみましょう!


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川元伸一
専門家

川元伸一(ウェルネス&オンライン起業コンサルタント)

KIS zero株式会社(ケーアイエスゼロ)

45歳以上のウェルネスライフを実現する、健康・起業・終活を支援するコンサルティングを提供。豊富な経営経験に基づくサポートで行動につなげます。運動や食生活、メンタルをテーマにしたオンライン講座も開催。

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