定年をゴールにしない考え方:「第2のキャリア」のためのマインドセット!

川元伸一

川元伸一

私たちは子どもの頃から、学校を卒業し、就職し、60歳前後で定年を迎える――という「人生のレール」を自然と刷り込まれてきました。
そのため、多くの人にとって「定年=人生の一区切り」であり、「おつかれさまでした」と静かにフェードアウトすることが当たり前とされてきました。

けれど、人生100年時代と言われる今、60歳は「終わり」ではなく、「新しい始まり」と捉える必要があります。
これまで培ってきた経験や人脈、スキルを活かして「第2のキャリア」をどう生きるか。
それを考えることが、これからの時代の生き方において極めて重要です。
では、第2のキャリアを実りあるものにするためには、どんなマインドセットが必要でしょうか?

1.「肩書き」から自由になる
これまでの社会的地位や役職にこだわっていると、次のステージへ踏み出す足が鈍ります。
会社の肩書きがない自分にも価値がある、という自己承認の感覚を持つことが出発点になります。

2.「学び直し」は年齢に関係ない
学びに年齢制限はありません。
新しいスキル、興味のある分野への挑戦は、脳を活性化させ、自分の可能性を再発見するチャンスです。
「もう遅い」ではなく、「今がチャンス」と考える姿勢がカギになります。

3.「社会とつながる」意識を持つ
第2のキャリアは、たとえ収入が第一目的でなくても、社会とのつながりを持ち続けることが心の健康に大きく影響します。
地域活動、NPO、趣味を活かしたサークルなど、自分らしい関わり方を模索してみましょう。

定年は「終了のお知らせ」ではなく、「次の扉の開放宣言」です。
人生の後半をどう生きるかは、自分で選ぶことができます。
もしあなたがまだ現役世代でも、今から「第2のキャリア」を視野に入れて動き始めることは、きっと将来のあなた自身を助けることになるでしょう。


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川元伸一
専門家

川元伸一(ウェルネス&オンライン起業コンサルタント)

KIS zero株式会社(ケーアイエスゼロ)

45歳以上のウェルネスライフを実現する、健康・起業・終活を支援するコンサルティングを提供。豊富な経営経験に基づくサポートで行動につなげます。運動や食生活、メンタルをテーマにしたオンライン講座も開催。

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