「遅すぎる」は幻想か?人生後半における挑戦の意味を再定義する!

川元伸一

川元伸一

「もう45歳だから」「今さら新しいことなんて」
そうつぶやく人は多い。だが本当に、挑戦には“期限”があるのだろうか?
私のクライアントの中には、50代や60代で起業する人が少なくない。
彼らが異口同音に言うのは、「やってみたら、むしろこの年齢だからこそ意味があった」ということだ。

社会が刷り込んできた「キャリアの成功は40代まで」というイメージが根深い。
だがその前提は、昭和や平成の高度成長期の話だ。
現代は100年時代。45歳は人生の折り返し地点に過ぎない。
体力や知力のピークが落ちたとしても、「経験」「人脈」「洞察力」「覚悟の深さ」はむしろこの年代から真価を発揮する。

20代は勢いで動ける。30代は可能性を模索する時期。
そして40代以降は、「何のために生きるのか」「自分が世の中に還元できることは何か」と、より内省的で成熟した動機が中心になる。
つまり、人生後半の挑戦は“自己実現”だけではなく、“他者貢献”いわゆる「人の役に立ちたい」という軸が加わる。
これが大きな差だ。

失敗した経験、苦い人間関係、続けてきた仕事──
それらはすべて、若い起業家にはない“深み”になる。
ゼロからのスタートではなく「過去の積み重ねを活かすステージ転換」としての起業。
だからこそ、「遅すぎる」どころか「今だからできる」が本質なのだ。

時計の針は前にしか進まない。
であれば、今が一番早いのだ。
「いつかやる」は、結局「やらない」にほど近い。
人生後半での挑戦こそ、あなたの物語を完結させる大事な章となる。


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川元伸一
専門家

川元伸一(ウェルネス&オンライン起業コンサルタント)

KIS zero株式会社(ケーアイエスゼロ)

45歳以上のウェルネスライフを実現する、健康・起業・終活を支援するコンサルティングを提供。豊富な経営経験に基づくサポートで行動につなげます。運動や食生活、メンタルをテーマにしたオンライン講座も開催。

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