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加藤武範プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

安楽死と尊厳死

加藤武範

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テーマ:認知症

「安楽死は正解のない哲学」5月の連休明けにふと目に留まった新聞記事が忘れられません。
「安楽死」とは、医師が致死薬を患者に処方、投与する行為で日本では自殺ほう助や殺人罪に問われます。一方、「尊厳死」とは、医師は延命治療を施さず自然な死を迎える事です。

かつて、認知症の症状がひどくなりながらも自宅で生活していた私の母親が「死にたい。死にたい。線路に飛び込む!」など繰り返し発言していた時は、介護する側の自分も「もう、死んでもらった方が楽だな…」と正直思った時もありました。日本の法律で認められるなら、安楽死を希望していたかもしれません。
その後、有料老人ホームに入居して、認知症はさらに進み、同居していた孫の名前も忘れ、自宅も忘れた母親が、たまに自宅に帰って、家族で夕食を囲むと嬉しそうな表情で家族団らんを過ごしている姿を見ると「やっぱり軽はずみに死ぬなんて考えるべきではなかったのかな…」と感じていました。

で、実際、母親が亡くなると、やっぱり寂しい。認知症がどれだけ悪化しようが、家族の重みというか、母がこの世にいるだけで自分が救われていたんだな…と今、感じています。

「安楽死」を認める国もある様です。「認知症になって、自分が家族に迷惑をかける位なら死んだ方がマシ。認知症になったら、安楽死させてくれ!」たしかに自分も母親の姿を重ね、そう考えていた時期もありましたが、安楽死について深く考えることで確信しました。
「認知症になったら、死ぬ(殺される)選択の前に、施設に入って、子供達の生活を邪魔しない。死ぬ勇気があるなら、すすんで施設に入ろう!」と、そう考えようと思います。
介護する側の家族も「施設に入れることは、決して恥ずかしい事では無い」是非、自信をもってください。
https://mainichi.jp/articles/20230513/ddm/005/070/015000c

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加藤武範
専門家

加藤武範(ケアマネジャー)

合同会社福寿想

リハビリ病院で医療ソーシャルワーカーをしていた経験から、地域のネットワークとも連携。従来の福祉的な視点に捕らわれない柔軟な発想で、介護を必要としている方やその家族にとって本当に必要な介護を提案します。

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