青学3連覇は「原監督がいなくても」続くのか? えびちゃんの組織づくりの視点

蛯原健治

蛯原健治

テーマ:組織づくり チームビルディング 事業承継

組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。



強さの理由は、原監督の一言だ。
そう言われることが多い。
だが、それは本当だろうか。
その一言は、誰が言っても同じように効くのか。
もし原監督がいなかったら、青学は勝てないのか。


2026年の箱根駅伝。
青山学院大学が3連覇を達成しました。
毎年のように強い。
しかも、特定のスター選手に依存していない。
この安定した強さは、単なる戦術やフィジカルの話ではないと感じています。


多くの人が注目するのは、
原晋監督の声掛けでしょう。
レース中、選手が「今、欲しい言葉」を、絶妙なタイミングで届ける。
勇気づける、委ねる、背中を押す。
確かに、あの一言が流れを変える場面は何度もありました。
しかし、ここで立ち止まって考えたいのです。
その強さは、本当に原監督“個人の才能”なのでしょうか。


一般的な常識では、
「優れたリーダーがいれば、組織は強くなる」
これは間違いではありません。


ただし、もう一つの事実があります。
優れたリーダー“しか”機能しない組織は、長くは強くない。


もし声掛けが完全に属人的なものなら、
原監督がいなくなった瞬間、
青学の強さは失われるはずです。
しかし、そうは見えません。


青学の本当の強さは、
声掛けそのものではなく、
声掛けが「効く状態」を日常からつくっていることにあるように思えます。

  • 普段からの対話
  • 選手同士の関係性
  • 監督と選手の信頼残高
  • レース前後の丁寧な振り返り

これらが積み重なっているからこそ、
一言が刺さる。
時には、何も言わない判断もできる。


これは、企業経営でも同じです。
トップの一言で動く会社は、短期的には強い。
しかし、対話が属人化している組織は、
トップが抜けた瞬間に、急に脆くなる。
「うちは社長が現場をよく見ているから大丈夫」
そう言われる会社ほど、実は危うい。


必要なのは、
うまい声掛けを増やすことではありません。
声掛けが自然に生まれ、機能する状態を
組織として設計しているかどうかです。


私は、その中核に1on1があると考えています。
1on1とは、面談の回数を増やすことではありません。
相手の状態を日常的に扱い、
「今、何が必要か」を考える回路を組織の中につくることです。


だからこそ、
1on1が形だけになると、何も変わらない。
属人化すると、むしろ組織は弱くなる。


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ここまで読んで、
「結局、うちの組織では何から手を付ければいいのか」
そう感じた方もいるかもしれません。


今回書いた内容を、
現場で“再現できる形”に整理した
1on1の仕組化セミナーを2月に開催します。

一度、下記をご覧ください。
https://mendan.hp.peraichi.com/seminar

強い組織は、偶然では生まれない。
対話は、才能ではなく、設計できる。

今年の箱根駅伝は、
そのことを静かに教えてくれました。



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蛯原健治(コンサルタント)

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チームビルディングコンサルティングにより、リアルな経営課題の解決、次世代の経営チームづくり、従業員の成長を三位一体でサポートし、持続可能な企業経営に結び付ける。

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